18/22
山田の願いは「京太郎を幸せにする」こと。しかし、その方法がわからない。さらに自分が有名になっていくことで、144話では市川の告白をみんなの前で断らざるを得なくなってます。(これは市川の願いでもある)市川への気持ちより仕事を選んだと泣く山田に「だから好きだ」と市川は言います。
16/22
だからこそ志望校に受かり「自分を好きになりたい」と思ってる。また163話では山田との距離を感じ「自分の道を見つけたい」と考えるようになった。もちろん自分のためでもありますが、ちっぽけな存在である自分が山田と一緒に歩むためにはそれが必要だと考えているでしょう。
14/22
そして「胸を触る」から進めません。(121話で山田が胸を触ったことの伏線回収)
さらにこの後、最新話まで「市川と山田の身体的な接触」は一切なくなります。市川はそれでもいいのですが、おそらく山田は相当我慢してるのでは。このことも「山田が離れたこと」に繋がってると考えられますね。
13/22
136話では「気を遣わせてごめん」、144話では「ウソつかせてごめん」(しかも山田が先)のハグですね。
156,157話でやっと自分からハグ、キスをしますが、やはり「山田に委ねよう」となってしまいます。
11/22
だから121話では「私が触ったところは触っていい」と提案するし、127話では自分からキスをする。
市川はやっと「山田の求めていること」を理解しますが、やはりその先に自分からは行けない。140話で自分からキスをしますが、これは欲求からではなく、山田にごめんを言わせないためですね。
10/22
119話では「勝手に触っていいわけない」と言ってるし、149話では「顔を見れるだけでいい」と言ってます。
対する山田は、もっと市川との肉体的な関係を進めたいと思っている。これは以前の考察でも書きましたが、セックスしたいというよりはスキンシップを深めたいということだと思います。
9/22
142話の模試の成績が良かったのも、合宿で山田とずっといたから。159話でも同様のことを思ってますね。もちろん彼氏なので、山田との関係を(肉体的に)深めたい欲はあるでしょうが、山田への劣等感・山田の気持ちの理解不足・受験などが重なって、そこは無理に進めようとはしません。
8/22
②それぞれがしてほしいことの違い
市川にとって山田と付き合うことは「奇跡」だったので多くのことは求めていない。
124話のライン、要は「いてくれるだけでいい」という事ですね。
135話のこのセリフ。137話のここと合わせて考えると「山田は僕の傍にいるだけでいい」ということでしょう。
7/25
154話では文化祭を成功させた市川を山田は「すごい」と褒めますが、市川は自分を「ちっぽけな存在」と言っている。
この「格差」の認識が埋まらないまま、2人の仲は進んでいるわけです。
6/22
120話では山田が「大人にならないと」と言う。自分はまだ子供、と思っています。それに対して市川は何も言いません。
138話では市川が山田への劣等感を口にします。が、山田が聞いてるのは将来のことだけ。おそらく山田はこの市川の劣等感を本当の意味では分かっていない。
5/22
114話。山田は進路がはっきり決まってるにも関わらず、市川は迷ってる。通常のラブコメなら「なんとか2人は同じ高校を目指す」ようになる流れですが、2人は全くそうする気配がない。2人がお互いの格差を受け入れてしまっているからですね。はなから「同じ高校には行けない」と思っている。
3/22
さらに80話のお仕事見学。モデルの仕事をしている山田から逃げた市川を山田が追いかけて話をすることで、戻ることができました。
そして127話。「つづく」が流れる中、山田は京太郎を見つけて(京太郎からも近づいていく)キスへ。
どの場面も「離れてる2人が引き合う」で解決しています。