恋人を失い生きる望みを無くしたクレムは、世界から背を向け、ゾンビを殺し続ける。
街の防衛隊のリーダー、マリアは彼女のような女の子を集め、共感と肯定により結束し、カルトのような組織を結成していた。
「ミッドサマー」を思わせる危険な通過儀礼の描写もあり、思春期の落とし穴の比喩を感じる。
リード絡みで一番好きな場面はこれ
ブルース・バナーとベンが首を伸ばして装置をチェック中のリードを放置したまま、隣に座って昼飯を食べ始める所が異常なシュールさ
「教えてあげた方がいいかな?」
「邪魔されたら怒るからやめとけ。冷めたら電子レンジもあるから放っとこうぜ」
国民性というやつかアメコミには犬コミックの名作が多いが、
犬の視点から描いた話は不平等な扱いを受けても、人間に忠実で純粋な犬達にいつも悲しくなってしまうが、ストレイ・ドッグスもやっぱ泣いてしまった。犬達がいつまでも幸せにありますように
オリジンのシャリアは大局を見れない軍隊の駒ではあるが、TV版でもやっぱ「不器用な男」として描かれてるので、その点では大差無く、俗物呼ばわりはちょっと可哀想ではある。
木星から帰ってきた途端フラナガン機関に出向を命じられ、本当に都合よく使われてるが、ギレンに期待されて嬉しそう
それは多分記憶違いで、オリジンのシャリアはギレン直属の愛国者として描かれていて(ジークアクスでは木星行きで価値観が変わってしまった事になっている)、エースパイロットのシャアに対しては普通に敬意を払っています。
どっちかというと戦績が何も無いララァをライバル視しているんですよね。 https://t.co/ge8hNG4use
で、一番悲しいのが結末。「私にはまだアルテイシアがいる」と最後の心の拠り所を明かすが、戦いの終わりに彼女が駆け寄ったのはアムロだった。本当に一人なんですよシャア。家族から離れ、友人を裏切り、最後には一人になってしまった。しかしもう止まれない、キシリアだけは殺るしかない……
面白いのはここからで、ガルマやキシリアら復讐の相手にも、余裕綽々の見下した態度を取っていたシャア。しかし何者でもないアムロに対して苛立ち、感情も本音も剥き出しにして憎み、キレまくる。
虚飾の仮面が剥がれ落ち「私を分かってくれ」と主張している。TV版では見れない、本作ならではの迸りだ