ラストは、『エージェンツ・オブ・シールド』にカマラがゲスト出演したエピソードを収録。
おなじみフィル・コールソン捜査官との顔合わせでは、ヒーローマニア同士、知識比べに火花が散ります。
アーカム・アサイラムに収容されたジョーカーの治療に挑む野心家の医師が主人公。ある意味、『ハーリーン』の男性版とも言えますが、印象はまるで異なります。
その後、ナイトウィングとなったディックは、バットマン率いるアウトサイダーズとも共闘するなど、過去のわだかまりを乗り越えたかのように思われましたが、新聞でバットマンが2代目ロビンを迎えた事を知り、その真意を質しにきたのです。
ミスター・ミラクルに馴染みがない人も、冒頭で基本設定がしっかりと説明されているので大丈夫。実際のところ、カービーが築いた世界をさらに広く広く押し広げた本作においては、読者に求められるのは、過去の知識よりも柔軟な受容性だと言えますし。
「ハルク」の意地をかけて挑んだものの、手も足も出ず、最後はギャグ漫画式で退場。
名前を借りている以上、文句は言えないのかもしれませんが、何となくマーベルの本音が見え隠れするような。
こうしてマーベルと縁が切れたホーガンでしたが、「マーベル時代」のホーガンで忘れてならないのが、この『マーベルコミックスプレゼンツ』#45(3/1990)。
「ハルク」を名乗る、もう彼としか思えないレスラーの試合に、本物が乱入!
マニア的な注目点は、最終の#12に、ノンクレジットながらインカーとして参加しているアーサー・アダムス。時間がなくて応援を頼んだのでしょうが、後の寡作ぶりを考えると手が早いとは思えないんですが、それほど切羽詰っていたのか。
これが、”実在”するヒーローの難しいところ。78年1月発売の#8の読者コーナーで事故の詳細を伝えたマーベル編集部は、同年4月発売の#11で、このスタントで重傷を負うも、気力でトラウマを乗り越え、て復活するというストーリーを掲載。シリーズを続行させます。
ニール・アダムスに限らず、スーパーヒーローはボディビルダーではなく、陸上選手のように引き締まった筋肉の持ち主として描くべしという考え方が一般的なのですが、バットマンことブルース・ウェインのサイズ(188cm、95㎏)を現実に落とし込むと…
色々と大変な過去を背負いながらも、仲間達と一緒に切磋琢磨しながら成長するワスプ/ナディアの青春ストーリー。仲間の少女達は、誰もがその分野のスペシャリストという設定が現代的。
ところで、ニールがブルース・リーに魅かれたのは、ヒーローはボディビルダーではないという彼の持論を体現しているせい?
B&B#85では、友人とジムに行ったブルースのこんな描写が。ちなみに友人は、ごく普通のビジネスマン。十分にムキムキですが、これがアメコミ世界の住人の標準体型のようです。
レギュラーシリーズからは独立した作品なので、これだけ読んでも大丈夫。バットマンやリドラーなんかも登場しますが、焦点はとにかくこの二人。あと、トゥーフェイスもなかなか大きな役をもらっています。「名前が同じ」ネタもちゃんと意味があるし。