【2】
これを使うか、シャクだけど勝てるぞ
懐からディスクイルはスマホを取り出す
アプリで戦う仲間を呼ぶ算段だ
一瞬の隙、ゾンビヨコがジャベリンで突きかかる!
攻撃をクイルソードではじく!
敵は魂胆を見抜いている!
「そのスマホで味方を呼ぶ?そうでしょう、アプリに登録されてんだ!」
【4】
どうもスマホの話が気になるディスクイル
「スマホだってそういやお気に入りのあの機能か!」
「魔物や妖怪が闊歩するこの時代にそんな復刻版なデバイスに頼るのは良くないびよ!」
親衛隊ゾンビヨコライトに勝てるのか?
(続く)
次回 Chapter 267「実力を試す?戦うゾンビヨコ」
【4】
その強大な破壊力にはうんざりだ
コケーラがぼやく
「中々の完成度!しかし大衆が惹きつけられるか?違う!絶望だ!」
「希望と絶望、両立するのさ、知っての通りそれが女神型兵器」
ガブリッサは状況をそう表現した。
(続く)
次回 Chapter 266「干支の鶏の親衛隊」
【3】
ムーンベアはエサペロに冷たく言った
「あんたはこの辺うろちょろと、しかしなんの成果も得てはいまい!」
「失礼だねムーンベア、グラン魔法の使い手エサペロさんだよ」
ガブリッサが口を挟んだ
「この魔法、最大パワーは戦略核兵器クラス」
エサペロが両手を振り上げ魔法を放つ。
【4】
ムーンベアとホワイトコケーラが睨み合う
それを傍目に魔物エサペロは思案する
月の管理局か、世界の上位組織とか関係ないね!私は猫魔王様の従う!伝説の武具十二個集めて神のケモノか!猫魔王様への献上を前に試したい。
(続く)
次回 Chapter 265「魔物のエサペロは見てはいられない」
【3】
ガブリッサが敵をせせら笑う
「デスラビットあのお方も妖怪憑依タイプしかし私はその巫女さ!なぜかって?」
「月のウサギを騙る偽物を?」
対峙するコケーラが挑発する
ガブリッサは瓦礫を軽々と持ち上げて威嚇した
「あのお方は妖怪から進化した神のケモノ、我が身を捧げる価値がある!」
【4】
「ホワイトコケーラ干支のウサギのことは知らないか?」
「干支のウサギ?そんなこと知ってどうする?」
ガブリッサの質問
戸惑うコケーラ
状況がガブリッサには不本意らしい
「あんたの敵ムーンベア許可なくここに訪れた!」
(続く)
次回 Chapter 262 「世界を見下す巫女ガブリッサ」