【4】
エサペロは人間など一顧だにしない
「人間は最終戦争で一度滅んだんだろ?もう一度滅んで見たら?」
数万年のあいだ管理局は地球文明に干渉し続ける!
地球人として選ばれたのは妖怪や魔物ではなく人間という種族!
(続く)
次回 Chapter 231「魔王軍の魔物“チェアー”」
【2】
エサペロが放ったグラン魔法が街を蹂躙する
散乱する瓦礫
コチョレータルが唸り声を出す
「地球のものではないその魔法!これが猫魔王の魔物か!」
「グラン魔法!地球製の魔法とは比べ物にならない!強すぎてな!反動で狙いをつけるの難しいよ!」
エサペロは瓦礫の中心で敵に狙いを定める。
【3】
「地球の妖怪!いや本当は違うのでしょうね」
違う?なんの話を?
セイレーンの言動ディスクイルは気にせず魔物達を睨む
「そちらの死神も全力でくるのさ!」
バスターフェレットの表情は険しい
パワースポットのあるエリアに魔物が二人も入り込んできた
地球など侵略する価値などなかろう。
【4】
「遠慮する?魔物とはもっと貪欲であるべきさ!」
セイレーンが死神に武器を渡す
死神の武器が二つに!
「なんだって二つの大鎌!」
驚愕するディスクイル
ストロベールは二丁の大鎌を構えた
「“招き鎌”猫型の構えさ』
(続く)
次回 Chapter 233「猫族の魔物達」
【2】
双つの大鎌を持つ死神
「招き鎌?それは猫族に伝わる奥義かい?」
片方の大鎌を持ってきたセイレーンが訊く
凛とした表情で死神ストロベールが答えた
「奥義とかない!私の技!好きにやるさ!」
このエリアはまずはこいつらを倒せばどうにでもなる!
大鎌を振り回し敵に襲いかかる!
【2】
バスターフェレットにシーサーペントの尾が襲い掛かった
臆することなくフェレットは武器を取り、身構える
「怯えてごらんよ地球軍の洗練された私の力!魔物ごときはこのバスターフェレット相手する!」
そして攻撃を抑え込むフェレット
まだ余裕なセイレーン
「ふふふ気合い入っているな」
【3】
フェレットが仁王立ちで二人の魔物に叫んだ
「私の武器ジュエリーナックルは宝石を加工したもの!」
「影干支のフェレットはエメラルドの武器を使うってさ!」
死神ストロベールは二丁の大鎌を持ち敵を煽る
ディスクイルがスペースセイレーンに問う
「その名は宇宙用の魔物でしょ?」