昨年暮れには『漫画の手帖 TOKUMARU』29号も届きました。TOKUMARUは読み物よりもコミックが多い印象で(今号に限ったことではないですが)強烈な個性の作品群にはいつも圧倒されます。「描きたいものがある、描くのが好き」というパワーは正に生きる原動力なので、とても眩しくて羨ましく思います。
ご紹介が今頃になりましたが、昨年暮れに『漫画の手帖TOKUMARU 25号』を送っていただきました。
たくさんのショートコミックの他、中田雅喜さんの『さいとう(たかを)先生の思い出』等々読み応えのある記事が盛り沢山で、いつもながら凄まじい熱量でした。
久しぶりに原作した漫画を再録してもらえました。いま発売中の『サクラミステリーデラックス』1月号です。作画の夏木美香さんと私の名前がとても見づらい表紙ですが😅
ところで作中の右のページは私と父の実話です。お話は実話ではないですが、人と人が理解し合うことの困難さをテーマに書きました。
『漫画の手帖 TOKUMARU』24号を戴きました。別冊付きの盛沢山過ぎる内容で、もう何からご紹介したらいいかわかりません。なので、特に印象に残った絵を勝手にコラージュさせていただきました。
コミックに加え読み物も熱気に充ちていて、毎号この熱さと厚さを保てているのは本当に驚異的だと思います。
私の奇跡の14日間が終わりました。企画してくださった『くだん書房』の藤下さま。設置と撤収を手伝ってくださった堀内満里子さま。ご来場くださった方々、リツイートしてくださった方々、イイネしてくださった方々、全ての方々にお礼申し上げます。(絵は1992年作『幻想都市』最終回の扉絵です)
9.『25時のXENE』1996年作。孤独に生きて死んだ者たちが行くというアナザーワールドへ、行方不明になった弟を探しに行く兄の物語。私のこれまでの数々の失敗を省みて、秋田書店『ミステリーボニータ』のやり手の編集さんのもとで、私なりに精一杯少女漫画の読書を意識して描いたお話です。(つづく)
8.『龍のはらわた』1994年作。イジメはなぜ起きるのか。イジメっ子を生み出す社会構造があるからじゃないのか。と私なりに考えて、「比喩」という形で描いたお話です。けれど例えが余りにも遠回し過ぎて(こういうのを世間では「独りよがり」と言う?)これも読者の反応はサッパリでした。(つづく)