大和魂や大和心って良く分からんのだ。で、読んでみる。本来、和語の「たま」「たましひ」が漢語化して「大和」が付けられるようになり、やがて儒教や国学、本居宣長を経て幕末期に尊皇色を強めるが、もともと多義的な言葉だった。
『大和魂・大和心の語誌的研究』若井勲夫,錦正社,2023
今日は仕事納めじゃった。とはいえ在宅でやる事が一杯で実質休みはないのだ。帰りに神保町で古書展による。『戦争漫画傑作集』を入手。水木しげる他計6名の作品を収録。
『戦争漫画傑作集』鶴見俊輔,佐藤忠男,北杜夫編,筑摩書房,1970
辛口の昭和天皇論はこちらが良くまとまっている。
『天皇の昭和史』藤原彰,吉田裕,伊藤悟,功刀俊洋,新日本出版社,2007[1984]
穴から出て来た上等兵氏、戦争が二十年前に終わっていた事を聞いて愕然とする。
「ひどいじゃありませんか!?」秋竜山
ブックオフでお買い得だったので買ってしまった。
福井静夫氏の海軍艦船シリーズ。砲艦・敷設艦・海防艦・輸送艦・掃海艇など補助艦集。
『日本補助艦艇物語―福井静夫著作集』阿部安雄,戸坂一成,光人社,1993
田中秀夫氏のご冥福を祈る。
『近代社会とは何か―ケンブリッジ学派とスコットランド啓蒙』
田中秀夫,京都大学出版会,2013
戦場のトイレに関する真面目な本。管理を怠ると伝染病が発生する危険なシロモノです。旧帝国陸軍がトイレをどのように管理していたのか詳細に語られます。
『陸軍と厠(かわや)―知られざる軍隊の衛生史』藤田昌雄,潮書房光人社,2018
国会図書館が1976[昭和51]年に作成した靖国神社関連資料。旧版と新版があり、新版はA級戦犯合祀後のもので国会図書館デジタルで公開されている。本書は旧版、紙で読みたかった。
『靖国神社問題資料集』国会図書館 調査立法考査局,1976
日露戦争を間近に控えた明治35年[1902]に、陸軍大臣にアイヌ隊編成を求める陳情書を提出したアイヌもいた。国家のために奉仕する事を願い出て、国家への忠誠心を表明することを通じて国民の一員として自らを位置付けようとする姿勢がうかがえた。63人のアイヌが出征した。
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