水木しげる ヒトコマで物凄い訴えかけるわな。偉大です。
ホントこういう輩が多いわな。
水木しげる『総員玉砕せよ!!』より。
戦時中景気が良かったっていうのは最初だけ。後はうまいことやっている連中だけ贅沢して、一般庶民は苦しい生活でした。悪い奴ほどよく眠る。
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『日米決戦下の格差と平等―銃後信州の食糧・疎開』
板垣邦子
吉川弘文館
2008 https://t.co/NhksROisrJ
₁「日中戦争の難民問題」というと、どうしても敗戦時の満洲開拓団の受難の事が思い浮かぶ。本書を手に取った時、ワシもそう思った。しかし本書は、日中戦争時に戦場となった中国大陸の人々に焦点を当てたものである。
『難民たちの日中戦争―戦火に追われた日常』芳井研一,吉川弘文館,2020
いや、マジでこの疑問出てくるわな。どうしても守らねば日本がやられる、というわけでもない置き去りにされた陣地で、普通に疑問がわくわ。しかも玉砕!? 責任者出てこい。え!? わしじゃない、上官に言え、いや上、いやいや上、いやいやいや上、責任者って!???
水木しげる『総員玉砕せよ!!』
時を稼ぐための玉砕って、誰のなんのための「時」なんだ!?
先送りの伝統は今もなお続いている。犠牲者は顧みられることはない。
水木しげる『総員玉砕せよ!!』より。
「国民職業能力申告令」なる法律が戦前には存在しました。趣旨は↓となります。
『週報』259号昭和16年より
中間管理職で上司にこのセリフを言える人はホント偉い。大抵の組織では、上司と一緒に後ろから撃ってくるヒラメ中間管理職が多いと思われるんだがな(私感
水木しげる『総員玉砕せよ!!』
中国大陸では日本軍と中国国民政府軍の両方から徴発という名のもとに人や物資が持って行かれてるんですよね。ダブルパンチです。銃後の中国社会の様子を描写した本です。
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『銃後の中国社会―日中戦争下の総動員と農村』
笹川裕二, 奥村哲
岩波書店
2007
玉砕したはずの部隊が生きていた。司令部の判断は? 上しか見てないヒラメ人間。組織あるある。水木しげる『総員玉砕せよ!』より。
独立愚連隊西への「粋な大尉」の歌詞にもあったな。
「粋な大尉が 青筋たてた貴様ら どうして帰って来た」
「野暮な曹長が帳簿をめくる 貴様らとっくに死んでいる」
フォロワー氏に教えて貰った『漫画にみる1945年』。
漫画家たちは、1945年敗戦前後の社会と人間を、ある時は風刺で、ある時はユーモアを交えて、時代の空気を作品に取り入れていった。本書は時代背景と実際の漫画を並列させ、明快に説明して行く。
『漫画にみる1945年』清水勲,吉川弘文館,1995