【補足解説】物語を終わらせるとはどういうことか?それは「読者には一度読ませたオチは二度と通用しない」からに他ならなく。手を変え品を変え、物語を紡いで終わらせること。そしてその自分の苦心の結果を読んでもらうことこそが、君を育ててくれるただひとつの道。挫けてもいいが自分に負けるなよ!
個人的に最高すぎたのがこの2箇所。前作の参加経緯までもが明かされていたり、参加者同士の交流を眺めて思うこと、その感情がダダ漏れしてたり、と随所で、胸に来る。これ、最終日MVPにしようか悩んだんだが、まぁ前作あっての本作、にはなる訳なのでオオトリで称えることに。実にGJなお点前ですぞ!
気になる中身はこんな感じ。基本は漫画ベースで制作具合を追体験できるのですが、アンソロジー主宰の仕事をちゃんと知りたい人にために、表組みやガチな数字類まで赤裸々に掲載されている。よっくぞ、そこまで腹を割ったなぁ!と感心を通り越して、感動してしまえるぐらいにマジ赤裸々。
ポケモンを題材にしながらも、かなりのダークファンタジーな部類に入る本作。可愛い、素敵、だけでは済まされない、ある意味、リアルなポケモン世界を描き切った意欲作ではないか、と。ただ人を選ぶテーマであるのは確かなので、この画像を見て刺さるか刺さらないか?で本作を判断してもらえれば。
さてさて、気になる中身はこんな感じ。トレーナーではない一般人でもポケモンと触れ合える、というある種の動物園的な施設が舞台。そこには様々なポケモンが暮らしているのですが、そこに傷ついたゲノセクトが運び込まれ、そこからミュウツーの運命が動き出す…といった按配。
気になる内容はこんな感じ。新宿の街をそぞろ歩く兄弟に違和感を感じないのは、作者の腕前もさることながら、やっぱ煉獄さんの圧だよなぁとも思ったり(苦笑)新宿のネコモニターなど、地味に令和感を随所に織り交ぜてくるのも流石の覇者。作品への溶け込ませ方が半端ないッ!
そしてまたグルメツアーが後半でも始まるのです。もうこの大盤振る舞いは本当にすごくて、ここで緊張を緩和させながらの、ラスト4ページ(本企画ではお見せしないので是非入手を)での涙腺決壊へといざなう、感情の緩急をコントロールしている腕前がお美事すぎて、えぇいもう俺の語彙力が持たん(苦笑