川島のりかず「フランケンシュタインの男」。厳密に言えばジャンルはサイコミステリーか。生き甲斐を無くしたサラリーマンは、顔の見えない少女の幻に苦しむ。そこには封印された恐ろしい記憶が関係していた。全てを思い出した男の行く末は!?大傑作。作者の数多の作品で1番面白い。 #ホラー漫画
最近まで見逃していたのだが、モーニング・ツー10周年記念アンソロジーコミックに、ほんわかホラーチックな諸星大二郎作品が載ってたのね。今この瞬間も俺の見逃しているホラー漫画読切が存在すると思うと頭掻きむしりながら絶叫しそうになるな。すべてを手中に収めたい。
うぐいす祥子「僕に殺されろ」陰キャのいじめられっ子がある日突然人間社会にまぎれた侵略者を葬る特殊能力に目覚めたら!?待望の新作。もとから破壊願望を秘めている主人公が能力覚醒によりヤバい奴として完成されてしまい、作中で一番狂ってるのが主人公という尖った作品です。続きが気になる。
2巻が発売されるとのことで、久住昌之「古本屋台」を購入。夜風とともに現れる、一杯だけ焼酎が飲める昔気質なオヤジが引く粋な古本屋だ。集まった人間たちとオヤジと古本を肴に読者も一杯飲みたくなる。魅力的な場だが、現実的には成り立つはずもなく有り得ない桃源郷なんだろうな。
ホラー漫画短編集「怪奇宴」読ませる作品が幾つかありますね。長い帯が表紙を2色に美しく飾ります。俺は現の巻が好きです。
#ホラー漫画
伊藤まさやのSF目当てに買ったよくわからない本。「浜辺のプラスチック」公害により何もかもが汚染されつつある世界で、抗うことも出来ず厭世的に仮想カセットに溺れる少女の錯綜を描きます。希望の残るラストでよかったですね。
嬉しいぜ!!漫画家4人によるホラーエッセイ特集が読みたかったんじゃい!!間違いなく部数も少ない雑誌は、たった10年前でも入手にはそれなりに苦労するのだ。