リイド社から出た文庫「おとな地獄」は収録作の掲載誌がバラバラなので、それぞれの雑誌の色に合わせた異なる趣の児嶋都作品が楽しめるビュッフェのような一冊。ヤング向けの作品では、なかなか胸に残る至言が飛び出したりする。先生は痴情のもつれホラーがとても上手い。
#ホラー漫画
作者は1984年のガロにも短編が載ってるのが、それ以外の情報が全くない。内容はガロっぽいファンタジーだった。候補作品も断られる可能性は十二分にあるわけなので、候補の数を増やしたいんだけどマジで作者が見つからない。現役じゃない人が多すぎる。
詩原ヒロ「冥婚の契」死者の結婚が風習として残る村へ赴任した男に忍び寄る怪異!霊だけでなく人間も信じられなくてジワジワとそれでも確実に追い込まれている描写が素晴らしい。最近の長編ホラーでピカイチに面白かった!映画の冒頭30分を観た感じ。続きが早く読みたい!! #ホラー漫画
日野日出志「あしたの地獄」は、いまいち少年画報の何号に収録されてるかわからないんだよね。1冊だけ持ってるけど、ほんと凄まじい。まさに地獄ですよ。人間は本当に醜い。 #ホラー漫画
森由岐子「復顔美女」バラバラ死体の復顔を依頼された男だが、作業中に何か違和感を感じる。。いい感じに不気味だったのに、最後にやってくれました。リンゴンリンゴンじゃないんだよ!!俺はハッピーエンドを許さない!!求むBADEND!! #ホラー漫画
カラスヤサトシ「いんへるの」出張連載が載っているアフタヌーン12月号。発売直後の1巻にはもちろん収録されていないし、この先いつ本になるかもわからないので買うという選択肢しかなかった。 #ホラー漫画
うめざわしゅん「一匹と九十九匹と」収録作の一編「海の夜明けから真昼まで」の実写化が発表されたが、俺達が観たいのは2巻丸ごとを費やした地獄の中編「機械に対する憤怒」なんだ。読んでいて全身の血液から温度が逃げていくインモラルの極み。何もかもが壊れます。韓国でR18で映画化してくれ。
「超ショートショートコミック大傑作集ファンキーパーティー」収録作はどれも面白く純粋にオムニバスとしてレベルが高い。中でも目を引くのはホラー枠の楢喜八と日野日出志だ。どちらもいい短編で大満足。特に起きたら頭がリンゴになっていた「捨てられる」は楢喜八版カフカとも言える奇作
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横山旬「No murder No life」犬に失踪スルと言われた親友が失踪した。その後も死を予言し続ける犬と、未来を変えようと奮闘する少女。安い正義感を宿した偽善者の独りよがりと思いきや、どんどん極まった異常者が登場し始めたので、この路線を突き進んで欲しい。ヤバい奴が見たいんだ。