どんなに不平不満があろうとも、そんなクソッタレな現実の中で生きていく。
水木サンの短編作品にはそんな我々の代表ともいえる庶民達が数多く登場するのだ。
みんなに嫌われないことを目的に生きていくのは大変だよ。
人生は取捨選択の連続である。
割り切って生きていこう。
人間生きていると好きとか嫌いといった感情ではなく根本的に合わない人が出てくるものです。
そういった人達とどのように付き合っていくか…
それが大きな課題なのです。
積み重ねた努力や苦労が運の節目で好転してることはあるけど、何も備えもせず「一発逆転」だけを狙っている人間が上手くいく可能性は低いだろう…
どんな時代であっても、そこで生きていた人たちは頑張って生きていたのだ。
だから、我々も今を懸命に生きていけば良い。
好きなことをやって名声やお金を得られたらどんなにか良いだろう…
しかし、それを実現出来る人はほんの一部である。
本人の才能や努力も大切だが、一番重要なのは運によるところが大きい。
でも、そんなことはどうでも良い。
名声や富を得ずとも続けていけば良いのだ。
だって好きなことだもの…
みんな最初から好きなことを見つけようとしていたわけではない。
色々やっているうちに自然と好きなことが見つかるものだ。
今の人生に執着して魂の救済を求めると宗教にハマる…
人生を通過点と考えて不滅の魂の研究を行えば妖怪や神秘主義にハマる。
水木先生はまさに後者だろうね。
常に目に見えない霊魂や妖怪と会話しようと研鑽しておられた。