「自由を我らに」は反乱軍のスローガン。この合言葉の元に多くの闘いと犠牲がある筈。これを部外者に「なんちゃってw」とか言わせる神経が分からない。
今回の脚本は総じてバックボーンたるピリカの事情をちゃんと深刻に考えてないことが随所に伺える。
「映画になるとカッコよくなるジャイアン」という定型句があるけど、しずかやスネ夫も映画版になると特有の役割を与えられる。
五人のキャラと役割が分担されているからこそ骨太なドラマが作られる。それぞれが起きる状況に対して、想定されるべき違う反応を見せてくれる。
特に、ロンハロとダークナイト両作で明確に打ち出されていた
『ヒーロー:ヴィラン:マフィア』という三つ巴の対立構造が、ザ・バットマンでは全然構築されていないのが引っかかる。
ロンハロでは「お前らコスプレ野郎が出しゃばり始めて俺らのシマは無茶苦茶だ」とマローニが嘆く場面がある。
攻殻2045 S2観賞後記
ぶっ通しで観賞したので頭冷やすために仮眠し、クールダウンを挟んでもやっぱり全然納得出来ない結末。
ナウシカでのヴ王の「そんなものは人間とは呼べん」を思い出した。