改めて見ると上映時間100分未満(97分)のテンポの良さも素晴らしい。この辺りも若おかみとダブる
ポンポさんもこれには満足だろう。若おかみは絶賛してたようだけど、肉子ちゃんはまだ見てないのかな。 
   例えばブラックジャックのトリトンとか。動物が人間の事情を知り得ないから切ないわけですよ。動物もので感動を生むにはこの構造は絶対必須。
Strayのとある局面ではこれが生み出せていない。猫チャンがしっかり事情を理解してしまっている。 
   例えばここの『ひかりさんとのLINEのやり取りをあえて神妙な雰囲気にしてる』という考察。
原作の該当回はやっぱり「肉声の入った普通のやり取り」になってる。
要は演出的な狙いがあってアニメ化の際に原作から意図的に変えた、ということ。
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   私がこの作品を好きなのはやっぱり宮崎駿みがあるからだと思う。
宮崎さんは勧善懲悪的対立構造を基本取らなくて、当初完全に敵だったキャラクターが後々仲間になったりする。モンスリーとかクロトワとか。
今作のディクソンにも同じものを感じるんですよね。 
   最近セラムンの原作漫画を読んでるんだけど
「タキシード・ラ・スモーキングボンバー」という素晴らしい必殺技を知った。
なぜアニメ版に出さなかった・・・・・。 
   一見デタラメに見える内容だけど、ことスケボーの運動動作とメイド服の描き込みに関しては作者さんの長年の観察の賜物だと分かるところが良い(重心移動の表現がとても説得力がある)
豊富なイマジネーションで描かれたものも良いけど、こういう狭い部分を一点突破してるモノもまた味わい深い 
   これは先日読み比べた某作品と某作品の視野の広さ、美徳の描き方の違いにも通ずること
片方は相容れない異生物に対して大きな視野で同情を示すが片方は全力で否定し力でねじ伏せる
勿論私は前者に大変心を打たれ、後者には全く感動しない 
   誤解のないよう補足しておくが『バック・トゥ・ザ・フューチャーが面白いという風潮にウンザリ』ではない
『いつまでこういう風潮なんだというウンザリ感』である
作品(バック・トゥ・ザ・フューチャー)に罪はない
『いつまでこうなんだ』ということに対しての苛立ちがメインです 
   前置きやワンセンテンスが長い人って基本Xに向いてないんですよね
これを『クラピカのジレンマ』と呼ぼう
クラピカは性格悪いみたいに言われてるけどあれも前提が汲み取られずすれ違うディスコミュニケーションが描かれてるだけですからね
前提の認識が合致してないからすれ違ってるんだよってだけ