作品経験の浅い人は16ページ以内の短い作品を重ねて経験を積みましょう。
小さい問題、限られた登場人物、説明のいらない世界観・・・描きたいものが凝縮させた作品の方がその人の個性が出るものです。
仕上げもじっくり取り組めるので絵も上達します。
#マンガ脚本概論
ストーリーをつくるとき、どんな大きさの「問題」を立てるのか、何を描くのかによって「尺=ページ数」が変わってきます。
どんな小さな「問題」の立て方でもストーリーにはなるんです。
あなたは自分が思いついたストーリーのページ数を予想できますか?
#マンガ脚本概論
「はじめてのおつかい」のストーリー構造=
「問題」→ハードル→ハードル→ハードル→「解決」
という形は「ヒーローもの」「時代劇」「探偵もの」にも適用されている。
解決に向って主人公が越えるべきハードルに質と量があってはじめて物語はリアルなものになる。
#マンガ脚本概論
「提起された問題を維持するのは簡単なことではありません」
#マンガ脚本概論
繰り返しボツを出す編集者が犯しやすいミス。そのストーリーを熟知してしまったために読者に最初に伝えるべき設定を見失ってしまう・・・これまでに時々見かけてきました。
1)ストーリーとは「問題」とその「解決」にすぎない。
2)「問題は必ず解決する」という考え方はリアルではない。この世の問題・・・いじめ、貧困、自殺、戦争・・・どれも簡単に解決する問題ではない。
このふたつの一見相反する文章の間に無限のストーリーが存在する。
#マンガ脚本概論
どんな作品であろうと読者に最後まで読んでもらわないことには話しになりませんよね。
「先が読みたくなる」物語の「推進力」。
そういう力はどうやって生まれるのだろう?
物語の「推進力」を支える【問題】の提起とその【解決】。
#マンガ脚本概論
満足できるアイデアが出ないからといって制作を先送りすると「人生のスケジュール」に影響します。アイデアにbestはない。betterしかないのです。
だから時間で切ること、厳しい締切を設けることが大事です。「今のダメな自分」を出し切ることによって成長するのです。
#マンガ脚本概論
「次のエピソードで何を描く?」発想を助ける「エピソード・チェックリスト」
自分なりのチェックリストにカスタマイズしてみましょう。
#マンガ脚本概論
アイデアを一つ出しては何か理由をつけて否定する。
それを繰り返すのは水道の栓を開けたり閉めたりしてみずを貯めるようなものです。
アイデアを出すときは大量発想。まずはダメなアイデアを「書き出す」ことによって忘れましょう。
#マンガ脚本概論
「アイデアとは既存の要素の新しい組み合わせにほかならない」ジェームズ・W・ヤング
「面白い」には「新しさ」と「共感」が含まれている。
そしてヤングの「アイデア」の定義はすでに「新しさ」と「共感」を必要としている。
#マンガ脚本概論
アイデアに詰まってしまう「スランプだ・・・」よく使われる言葉ですが、本当にスランプってあるのかな?ただ自分に何かが足りないだけじゃないのかな?
人間の脳の中でアイデアが出てくる道筋が決まっているとしたら、やるべきことも決まってくる。
#マンガ脚本概論
読者にとっての「新しさ」とはなんだろう。
「新しいストーリー」であればそれにこしたことはないが難易度は高い。
新しい「絵柄」「構図」「キャラクター」「会話」「視点」そして「取材で得た情報」。
作品を新しくする方法はいくらでもある。
#マンガ脚本概論