領主には正妻と妾、それにテレサのように作った愛人が他に10人ほどいたが、やはり「新しいおもちゃ」が一番ワクワクするのか?
ここ数日はほぼ通い詰めでその身体を堪能されていた。夫の愛のある営みと違う…領主が気持ちよくなる為だけの交尾に精神がすり減っていくのが分かる。
が、まだ折れてない
もし仮に、彼女が領主を害したり、彼の機嫌を損ねればその罰は彼女のみならず周りにまで及ぶ事は容易に想像できる。
テレサがその事を理解している事が男にはもちろん分かっていた。だから優しく、丁寧に、諭してやる。
たった一年、その身体を好きにさせるだけで全てうまく行くと…
そうこうしているうちに、段々とスカートが上に捲られる。領主の指がテレサの腹部と陰部の間を優しく撫でまわす感覚に悪寒とこそばゆい感覚が身体を走る。
テレサはこれを躱そうと、もぞもぞと身じろぎをし、やめてほしいと懇願するも男はむしろそれを楽しむようにねちっこく責める。
そんな事に思いを巡らせていたからか、いつの間にか後ろに迫っていた領主に抱き着かれる
男は鼻息荒く興奮気味にテレサのその豊満なバストを揉みしだく。遠慮は欠片もない。もちろん拒もうとするテレサだが、男の力は強く、また貴族に無礼を働いたら「●罪」という意識が頭にあってうまく振り払えない
キンダーマフはテレサを舐め回すように見ながら、こういった。
領主「さて、テレサよ。お前には儂の世話係をやってもらうぞ」
テレサはいまいち意味をくみ取れず困惑している。それほど学のない、ただの村娘である自分にわざわざ領主様のお世話をさせる意味とはなんなのか?
それに領主はこう答えた
領主であるキンダーマフが口を開く。
領主「何、そんなに緊張するでない。ここにはお前と儂しかいない。だからもっと近くに寄れ。もっとよく顔が見たいのだ」
正直、緊張の為、一刻も早くここを去りたいのだが…まさか領主の命に逆らうわけにもいかない。テレサは精いっぱい笑顔を作り、彼に近づく…
それは約束だった。遠い地で自分は見事、務めを果たして帰ってくる。
「そして、その時は今度こそ二人の子供を作りましょう♡私、きっと愛しい貴方の子供を産むわ、クルト」
そうすれば、一年は苦しいモノでなく、楽しみを待つものになると。クルトはその言葉に深く頷いた。
クルトは大きなため息をつく。
少し前にわかっていた事とは言え、これから約一年間も自分の愛しい妻に会えないこと。そして、しばらく遠い地で離れて暮らすことになる妻が事故や病気によって二度と会えない…なんてことにならないか?
色んな不安が彼を襲っていた。そんな彼に妻であるテレサがいう。