もう一週間たっちゃったコミティアでの収穫の一つ、やんむらさん@yanmura「徘徊女子 美里さんは甘え方が変6」、前作で、他人とのやり取りで奇妙な反応ばかり示してしまう妹の不器用さを知った新米の兄。そこへ現われた彼女のクラスメートが温かい結末へ導く。奄美加奈ちゃん、ありがとう。……奄美?
つげ義春の傑作連作ミステリ漫画『四つの犯罪』(小学館クリエイティブ復刻版)。初読の二見サラ文庫版は白黒だったけど、とにかく強烈な印象で、というのはここに描かれたような都市風景が、僕の十代のころにはかろうじて残っていた。これが僕の探偵小説イメージに繋がっている。今の人には別世界かも
これはいいと思います。「一本の映画みたいな漫画」、大阪時代の手塚治虫の赤本がまさにそれですね。僕に絵が描けたらまずやりたいのがそれです。 https://t.co/ru8NQYSwHu
実は4コマ漫画は「起承転結」を単純に当てはめるものでないことは、昭和20年代に手塚治虫が指摘しています。「起・承・承・転結」だと。『漫画大学』より。字面にだまされてはいけない好例。 https://t.co/Va67IzEFAS
井上とさず先生のペンタッチ比較検討を見てて思い出した手塚治虫『漫画教室』。この往年の漫画家たちの画風模写のマニアックさ! 手塚先生はまず漫画オタクだったのだとわかる。ただし3枚目左端最下段の3コマは架空の漫画家です。
明治の法廷ドラマ。武田交来作・大蘇芳年画『冠の松真土の夜暴動』より。地主と農民の土地訴訟とそのあとの暴動事件。『明治殺人法廷』はこの10年後゛らいが舞台なので、だいぶ変わっているか。裁判官も代言人もみんな和服。玉川重機さん、お手数かけます。
来年1月早川書房より刊行の『大江戸奇巌城』!(画像は捏造です)念願の伝奇チャンバラ、美少女時代劇! キャラクターデザイン&装画は猫月ユキさんです。
「さぁさぁ、評判評判評判! 花のお江戸の大騒動、異国まで巻きこんだ陰謀があったをご存じか。怪しの一団、八百八町に蠢きしを知らないか。
はい、一つの解答としては、われわれが認識している江戸時代は初期も末期も同じセットと衣装で描かれる「時代劇時代」だということです。実際には江戸末期の日本はかなり変貌しており、それと明治時代の落差は極端なものではなかったのではないかと。画像はいつものみなもと太郎先生。 https://t.co/x9ZoPrgLCr
そういえば、初期は森江春策君と作中の僕は同年配らしくタメ口だったのに、その後年齢差が開いてやりとりが書きにくくなりました。何も僕自身、律義に年を取らなくてもいいということにしましたが、年齢差があるのならこんな話も書きたいですね。ダメ新聞記者芦辺拓が若き森江探偵に助けられるような
すみません、井上先生……つい出来心でセリフを入れてしまいました。ご不快なら消します。 https://t.co/LJeKun6z3P
物語の発想や構成を「おそ松くん」から学んだことは何度でも記しておかねばなりませぬ。画像は「六つ子対大ニッポンギャング」と『スクールガール・エクスプレス38』(清瀬赤目さん絵)。だからこのあとの破壊的かつ不条理赤塚ギャグにはちょっと愛憎があるのです。