「万事休す」と美少女キャラが口走り、昔の子供は漫画やアニメでこういう慣用句を学んだものだなあと感慨に耽るのは岡野剛先生の「マジンガーZ対けっこう仮面」ですが、もともとの画像の引用元がうまく見つかりませんでした、画像を使わせていただきありがとうございました。なお、フルサイズはこちら
「ゆるパク」問題、ちょっと読んでみたけど、何かあまりの貧しさにゲッソリした。僕が何を説いても無駄だと思うので、宮崎駿氏のこの画像(岩波版・乱歩『幽霊塔』カラー口絵より)を挙げとくが、「わしらは大きな流れの中にいるんだ」ということすら、たぶん理解してくれんのだろうなぁ。
#昭和設定で小説や漫画を書こう に関して「昭和と言っても長い」というお叱りがあるのは、つまりこういうことです。本来ならきめ細かに分類される江戸時代が、みなもと太郎先生のこの指摘のように「時代劇時代」としてひとまとめにされてしまう。昭和はもはやその域に来ているのではということです。
小松左京先生が大学時代、漫画を描いていたことを知らない人も意外にいるみたいなので、『幻の小松左京 モリ・ミノル漫画全集』から「第五実験室」「大宇宙の恐怖アンドロメダ」「大地底海」。もうはっきりとSFを書きたいという指向性が感じられます。小説か漫画かは手段の違いでしかなかった。
大林宣彦監督追悼。そのデビューがいかに華やかなものだったかを示す「HOUSE ハウス」のコミカライズ二種。三浦みつる先生とわたなべまさこ先生の扉、そして両先生による同一シーン。
「サザエさん THE ORIGIN」これは凄いものになりますよ。戦前の豊かな都市文化を知るサザエと、生まれてこのかた戦時体制下で育ってモナカもウエハースもアイスクリームも知らないカツオの断絶。ネトウヨさん期待の改憲発議が行なわれたら最後、こういう未来が待っている。南部寛永さんの所蔵本より https://t.co/gxGt9nijzx
ギョエー。サザエさん→ヤネウラ3ちゃん→戦後の大阪漫画という連想で見に行った田中正雄氏の「正雄のアトリエ」、見れなくなってる! とりあえずはこちらのアーカイヴで。
http://www.田中正雄.com/index.htm
「大阪時代に出会った手塚治虫」は必読!
#ウルトラセブン みなもと太郎先生『挑戦者たち』より、新宿の喫茶店で吉田義夫さんと合った話。撮影所では人格者と愛され、本職は日本画家で、何より最高の悪役俳優だった人は、熱い正義漢でもあった。
#好きな国産女性ヒーロー作品
何べんでも言うぞ。西條八十『あらしの白ばと』こそ至高の少女冒険活劇だ。各方面の尽力でテキストはそろった。入力データもある。あと少し(?)で商業出版にもこぎつけたんだ。とにかくこんな面白い小説はない。乱射乱撃、戦車に飛行機、殺人に拷問、そして百合も!
フェミニズム漫画があるかどうかは知りまへんが、60年ほど前にこんな少女探偵冒険小説ならおましたで! (挿絵は勝山ひろし、玉川重機両画伯)