中国交正常化を記念して上野動物園に二頭のパンダが寄贈された翌年1973年、パンダフィーバーに便乗して一つの漫画が発表された。『パンダラブー』。作者はさいとう・たかを、辰巳ヨシヒロらと共に劇画工房を牽引した松本正彦。
が、そこに居たのは豚鼻出っ歯の奇妙な(可愛くない!)パンダだった…。
90年代はそういうマチエールがイラストから消えたんだよなぁ。
顕著になったのは寄藤文平の諸作だったか。自分が気がついたのがそこで、ジュリアン・オピーなどがその頃既に次の時代の扉を開け放っていたんだろう。
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欧米ではこうなってるそう。
まぁ先進的なライブハウスだからであって、もっと保守的な層を対象にした場所にまで浸透はしていないだろうけれど。 https://t.co/UTQmKO8U7X
菅野修『筋子』
シュールな悪夢のような作品。
ストーリーは難解で、ひたすら死と死後のビジョンが描かれている。
巻末につげ義春から地獄の絵を描いてみてはどうかと勧められたエピソードが載っているが、菅野修の解釈する地獄とは悪夢的なものなのか。
「このマンガを、全世界の死者たちに捧げる」