そして日本のポップアートとかシュールレアリスムとかを考える時、杉浦茂という偉大な先駆があった事を思うのであった。
最初に読んだ時、その造形のぶっ飛び方に驚いたんだよね。 
   山籠りして料理道を極めんとする黒包丁って🔪ものすごく変な集団なんだけど、禅問答みたいな事をしているかと思えば、かつて勝負に負けたことを執念深く恨んでいたりもして、非常に俗 
   適当に諸星大二郎の『栞と紙魚子』を開いてみても、動きの方向が単純な右から左ではなく、次のコマに繋がるような立体的な構図になってたりする。 
   いまの世の中、成功とか夢とかを掲げている人が多いように思えてきて、本当は昔からそうだったのかなぁ、目に入らなかっただけで。みんな前のめりな中、自分だけがそこから目を逸らしてぼんやりと生きてきたような気分になってくる。