100カノの14巻を読んだら、新ヒロインの灰尾凛さんが、幼少期に「バイオハザード」を金ローで見て、特殊性癖を植え付けられてんだけど「幼少期にバイオハザードか……」とオジサンしみじみしちゃった。
最近はブラック・ジャックの貧乏料理を食って点数をつけてる印象が強い「七色いんこ」だが、オリジナルはGOD手塚の博識ぶりとストーリーテラーっぷりが堪能できる。芝居しばりより、泥棒設定の方が「イイ話」に絡めにくくて苦労している様な気も若干するが、ノワール・ロマンがやりたかったんだよね。
「月曜日のたわわ」は、時に無自覚に、時に意識的に巨乳を男に押し付ける美少女たちに対し、「いかん、ここで手を出したら犯罪だ!」とグッと堪える男たちの「一人相撲」のおかしみを笑う作品だから、むしろ性犯罪を否定していると思うのだが、どうか。
「ブラック・ジャック」の名作「刻印」で、ロックがBJに手術を依頼する前から既に失明しているという設定が何故あるのか、ずっと疑問だったが、あれはオチのサングラスを外して「信じてくれ」というシーンの為だと気付いた。ロックの失明の下りは、このオチがない改作前の「指」からあったのだろうか。
「化身」。ヒューマンな一面で忘れがちだが、黒男先生には悪魔的な面もあり、無茶な要望を叶えたものの、それにより依頼主の、黒い一面や過去を暴く話が多い。人間に馬の脳を移植する、一見トンデモなこの話も「死して結ばれた人と馬の友情」「息子を束縛した報いを受ける依頼主」を見事に描いている。
私、数年前に松山市の道後温泉行ったんですよ。「坊っちゃん」の舞台の。もう、あちこちに「坊っちゃん」の像とか等身大フィギュアが立ってて「坊っちゃんビジネス」大盛況!マドンナとか、ほとんど出てこないのに商品化しまくり!ちなみに温泉にちゃんと「泳ぐべからず」の札がありました(笑)
「ふたりの黒い医者」が、あまりにもキメキメだったんで、キリコは「BJと対をなすライバル」イメージが強くなったけど、本来はお話を面白くするお邪魔キャラだよね。僕は「死への一時間」とか「子うるさい自殺者」が好きなんだけど、この辺はキリコの普段のイメージを崩してこその面白さな気がする。