俺たちの上は島本和彦先生の「アオイホノオ」に登場する世代で「みんなアマチュアなのにプロの仕事したりして凄い!俺たちもやるぞ!」と、受験を終えて大学生になったら、宮崎勤事件で猛バッシング、みたいなのもあったんすよ。事件の前は、オタクは「頭のいい、出来るお兄さん達」だったんだよね
『ブラック・ジャック』って名作の常で情報の出し入れが上手く、冷静に読むと「それ最初に言えよ!」って事もあるんだけど、黒男先生の「厭世的なまでに人嫌いな性格」が、それを不自然に見せないんだよね。あと先生、人嫌い言うても患者への面倒見はいいし、恩師や旧友とは、めっちゃ付き合ってるよね
「仮面ライダーSPIRITS」と言う漫画は傑作ですが、昨日の東京MX #仮面ライダーストロンガー 30話を見るにつけ、連載初期の「ストロンガー編」の完成度はちょっと神がかってるなと。オリジナルTV版の設定と漫画独自の設定を見事にブレンドして「激エモ」な、城茂の再生と旅立ちの物語にしている。
24時間テレビの手塚アニメの制作状況のハードさは、吉本浩二先生の漫画に描かれたから一作目の「バンダーブック」が、やたら語られるが、実は未完成バージョンともいうべきものを放送してしまって、全体の三分の一を作り直し完全版をソフト発売したのは4作目の「ブレーメン4」だったりする。
マニアの俺が言うのもアレだが、連載開始当初のクッパ(クッキングパパ)って、ちょっとジャンクなイメージがあって、それは初期に紹介された、肉と野菜をコーラで煮る「ヤング肉ジャガ」のせいではないかと。しかしコレ、俺もたまに作るが、ホントに肉ジャガの味に仕上がるから、なんか不思議だ。
『SUPERMAN vs飯 スーパーマンひとり飯』で、スーパーマンが店に入る時に人数を言うコマを楽しみにしているのは俺だけではあるまい。
今日、話題の事件で引き合いに出される「ブラック・ジャック」の『二度死んだ少年』だが、手術を先生は断っている。だが自身を侮蔑したゲーブル教授に泣きつかれた上、しかも「内密」にしてくれという。単なる死刑反対論ではなく、こうした人間の勝手な理屈を二重三重に内包した、GOD手塚は天才だ。