第三位「病院ジャック」。この話は、危機また危機でプロットが二転三転して、手術を成功させるトリックも凄く、それまでだけでも傑作なのに、掲載したコマの後の、オチのセリフがズバッと決まる。激昂ではなく、静かな怒り。初めて読んだ時は「何か、すげぇ物を読んだ」と興奮しました。
昔はSFで新人賞を取っても連載は学園モノになる傾向があり、神矢みのる先生も読切「弾が行く」を経て、規律の厳しいエリート校で破天荒な転校生が大暴れする「ボンバー弾」を連載。ダイナミックなアクションに加えプロテクターや双子キャラ、生き別れの幼馴染などアニメっぽい仕掛けも満載で人気を博す
絶好調のドラマ版 #ウイングマン だが、ウイングガールズも、くるみちゃんも、ウイナルドも、りろちゃんも出ないまま次回、最終回だ。仮に続編があってもリメル編が終わりそうだし……。だがアニメ版が使った「同じ原作の話を2回映像化する」と言う荒技を使えば大丈夫だ!ザシーバの弟とか出せ!
矢口高雄が影響を受けた白土三平作品の忍者をマタギ(猟師)に置き換えた様な初期作品。カシラの号令で散るマタギ達や、木の枝を飛び移るマタギは、まんま忍者だが、当然、自然の厳しさや動物と戦う別のテイストに仕上がっており、アレンジ能力の高さや、模倣からオリジンを生み出す手腕も堪能出来る。
神矢みのる先生は少年チャンピオン新人賞を受賞した「ラスト・チェイス」が週刊本誌にも掲載され「アニメみたいな話を描く新人がいる!」と当時たまげた。未来のディストピア社会を舞台にしたパワードスーツ・アクションだが、絵と話ともに洗練され、とても新人には思えなかった。kindleで買えるぞ