「ブラック・ジャック」の『ストラディバリウス』って、子供の頃から「いやコレ何も持ち出すな、って言われたのに、バイオリン持ちだして風に飛ばされたモロゾフさんが悪いよなぁ」と思ってるのは俺だけですかい?
第四位「命の絆」。これはちょっと、先生のやってる事がボーダーラインなんだけど、このコマの後、一言でオチがつくのが効いている。よく出来た落語の様。この少し前で、伏線を張っているのも見事。前半も、二つの病院を行ったり来たりして手術する超人ぶりを披露。しかしこの後、モメそうで怖い(笑)
第八位「ディンゴ」。ブラック・ジャックが、自分の腹を切って手術する事で有名ですが、環境汚染と外来種問題、つまり人類が、自ら招いた災厄で痛い目を見る話。ラストで強烈な皮肉の台詞が。私、小学生の時に読んで感動して、この話で読者感想文を書きました(笑)
ドラマ #ウイングマン 総括その2。壮大な同窓会、40年ぶりの答え合わせの趣きもありながら、やはり「これ(に近い物)を、リアルタイムで見たかった」という無いモノねだりは起こってしまう。ただ、このドラマの登場により、我々はあの「夢戦士」を、ようやく素直に愛せる様になったのかも知れない。
もしも「ミーガン」が「こち亀」だったら、玩具会社の商品化プレゼンまでに開発が間に合わなくて、苦し紛れに両さんが皮を被ってダンスとか踊って採用されてしまい、最終的に大原部長が激怒。
第九位「灰とダイヤモンド」。「無免許医ブラック・ジャックを軽蔑していたエリート医師と、最後に共闘、もしくは和解する」と言う、傑作が多いパターンの一本。ちょっと「先生が何故、大金を集めるのか」のバックグラウンドに触れているのもいい。この話は、ラストのコマと、そこに書かれた台詞も秀逸
小説のヒントにならないか「企業戦士YAMAZAKI」を最初から読み返してるのだが、初期の敵ビジネス・コマンドーは芸能人似ではない。初めての芸能人コマンドーは、5話の高木ブーさんであった(笑)
ドクター・キリコって単行本だと「ふたりの黒い医者」が初登場みたいになってるけど、連載では「恐怖菌」(この話自体が大きく改変されている)が初登場で、BJとはこの時が初対面だったんだよね。しかし「ふたりの〜」が、あまりにも傑作だったんで、キリコのイメージは、かなりこの話で固まったと思う