「水産大画報」(田子勝彌監修 少女倶楽部 昭和×年9月号附録 B5判16頁)
北海の漁場
鰹釣り
烏賊の忍術 比目魚の目
「ゴリラ襲来」(コンゴープロダクション制作 W.Sキヤムベル博士総指揮)
着ぐるみと思しきキバの生えたゴリラの写真や
右端の半裸の女性を拉致る怪物の画は
何処かで見たような当時のプロトタイプかもと
ウォーレスの「馬來諸島」の口絵や
明治期の雑誌の大型類人猿の姿だった
「近代群馬の思想群像」(高崎経済大学附属産業研究所編 昭和63年3月 ブレーン出版刊 A5判342頁)
熊倉浩靖により高崎白衣大観音の建立者である実業家の井上保三郎について40頁の尺で詳述されている
此の「國際映畫新聞」の版元の國際映画通信社の事業は映画業界全般に亘っていたようでそれぞれの分野のブレインによる詳細な分析と経験値で展開されていて
「君が代」トーキー版も制作販売している
※「國際映畫新聞」(昭和10年 NO.155.162)
そして若くして亡くなった楠勝平の作品集の広告
※最近、少女マンガ家の山岸凉子の選定による楠勝平の作品集が文庫本で刊行された
ところで10月9日の東海遊里史研究会の際、図書庫C室で閲覧する本が
新たに収容したり倉庫から出してきたりで少し増えた顔ぶれの本たちが此れ
様々な立場で視点で書かれた資料性の高い遊廓、赤線、賣買春、性文化本たち
「探偵倶楽部」昭和30年新年號 共栄社刊 A5判298頁)
・併載探偵小説挿画
こうした挿画を見て感じるのは
此の画がそのまま現代のマンガ作品で使われても全く違和感が無いどころか
エモい描画な気がすること
「空気男爵」(さいとう・たかを 1956)は描画が手塚調と言われるがアクションのリアルさやキャラクターの顔などを見てもコマ割りでのストーリー展開以外はオリジナリティ溢れる後の劇画に通じる作品に思われる
話は変わるけど
「少女椿」(丸尾末広 1984年9月 青林堂刊 A5判158頁)を読んだ時に出てきたキャラクターに既視感があって
なんだろうか思い出せずにいたが
久々に
「空気男爵」(さいとう・たかを 1956)を読んだら出てきた一寸法師
此れだった