⬛︎ 分厚い本たち ⬛︎
「和漢三才圖繪」(寺島良安 明治39年11月 吉川弘文館刊 A6判箱入1666頁)
江戸時代中期(正徳2年 1712年)の絵入り百科事典で105巻81冊が刊行された。此の刊本は明治期に4頁を1頁に縮刷したもので後の東京美術版は判型をA5判にして同様に縮刷し上下2巻に分冊してある 
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    「ロッティ=エバンスもうじき八つ」(里見潤 別冊少女フレンド 1971年10月号 B5判23頁)
当時の萩尾望都の短篇作品の画力、ストーリー構成のクオリティの高さは他の描き手や他誌編集に影響を与え、技巧的に絵柄は、ある程度真似できたとしても「ある程度」でしかなく、絶妙な調和と構成バランスは無理 
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    「中部日本の事業と会社」(『週刊東洋経済新報』臨時増刊号 昭和16年6月刊)
先般紹介した続編で戦局は愈々世界大戦へと進む中、電力会社の国家統制、銀行統制でできた東海銀行という空気感 
   「のらくろ漫画全集 全一巻」(田河水泡 昭和42年(1967年)4月 講談社刊 A5判箱入上製809頁)
この刊行当時、COMやガロを読み手塚治虫や白土三平の漫画を集め読むマンガ漬けの日々だったが「のらくろ」は時代的に「あなくろ」呼ばわりをしていたし昭和初年生の父ものらくろより凸凹黒兵衛の方が好きだった 
   「裸の世相と女」(下川凹天 昭和4年12月 中央美術社刊 四六判箱入り上製布クロス装)
本文構成(抄)
非芸術時代、車内風紀、マネキンボーイ
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    「特高」(小坂慶助 昭和28年7月 啓文社刊 B6判189頁)
・口絵写真
同僚、部下を叛乱軍(皇道派)に殺害され当時陸軍内の皇道派幹部による人事的な排斥により大陸にとばされたりしたという 
   ● ガロとCOM(こむ)話
今回、収載マンガ作品ではなく、特別な雑誌としての「読み物」部分を検証してみたいのだけど
例えば1967年5月号を見ると
・月刊漫画ガロ
 表紙、目次、巻頭カムイ伝29(白土三平)が表2のこれまでのお話から始まり100ページ。… https://t.co/zsy266gC6B