「新聞社の仕事に専念しろよ!この読み切りはおれひとりで描いてみるよ」のシーンもたぶん創作なんだろうなと思ってたけど、「少し休んだら。仕事はおれがカバーするから」を読んでいよいよわからなくなってきた
ドラえもんを読んでると時々「フニャ子フニャ夫」という漫画家が出てくるんだけど、これってA先生とF先生の外見を合体させたものなんだ…と気づいてちょっと泣きそうになった
「ドラえもん」を読んでいるとしずかちゃんが小鳥を飼っている描写がよく出てくる 文鳥っぽいのは「ペットそっくりまんじゅう」のチッチと、「台風のフー子」に登場した小鳥
のび太の父親が疎開先で暮らしていたお寺なんだけど、和尚さんの顔の特徴がF先生の描くA先生の顔の特徴と同じなんだよね… 3みたいな目と、暑い唇… 寺の息子だったA先生の顔を使ったってことなのかな
満賀の部屋には机がひとつしかないのに、才野の部屋には一脚の椅子とふたつの机があって、満賀用の椅子として踏み台が用意されてるんだよね この対比はなかなかおもしろいなと思っていた
「仕事も楽しそうにやってて、その他に熱心な趣味のようなものとして漫画も描いてる息子」と、「会社を一日で辞めてきて漫画ばかり描いてて満賀の他に友達もいない息子」とでは、やっぱり母親としても「息子の夢」のとらえ方が違うんかもなあ…と感じてたのでこの才野母の「足塚先生」呼びは興味深い
モーリーさんが高校生だった1980年頃でさえもこんな感覚だったんだから、1950年頃に「高岡から東京に行く」ってのがどんなに大きいイベントだったのかってことが想像できてめちゃぐっとくるな
石森氏を心配するお姉さんとの会話のシーン、初めて読んだ時にはすらーっと流してしまったけど、A先生の若い頃の日記を読んでからだとと味わいが違う…
手塚治虫の手紙を勝手に開封してしまったことを打ち明けて謝った満賀に向かって自分もやったことがあるからおあいこだと言った才野について、「本当は才野はそんなことはしておらず、これは満賀がそれ以上自分を責めなくていいようにする才野の思いやりの嘘だ」というようなことを主張している人がいた