これは内緒なのだが、実は水木しげるは鬼太郎の出てこない漫画のほうがシニカルで面白いのである
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『子供の国』
ちくま文庫の『ねずみ男の冒険』に入っている水木しげるの風刺漫画。すぐ腐敗したり内戦が起こったりしていま読んでも面白いし、当時の時代性を感じられるのでよい
#子供の日なので子供が主役の作品を貼っていく
『月曜日のたわわ』無料で読める回があったのでこれだけ見てみたが、この片胸同士を縛る描写、妻によると「男が睾丸の片玉同士を縛って走るようなもの、やれるもんならやってみろ」というぐらい非現実的な描写であるそうだ
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同じ劇画調でもマルクス主義歴史観から善悪が書き分けられている白土三平とは違い、平田漫画は誰が悪いということはなく、地獄のようながんじがらめの浮世であくまで自分を貫き通すか否かという個人戦に尽きており、だから皆自分の命を絶っても自分を通す、むしろ積極的に死んでいくという行動が現れる
左翼思想やリベラル思想が挫折し、確かな拠り所が与えられぬなかでいかにして自分を維持していくかを考えなければならない現代社会において多くの示唆を含む作品であり、出るのが四十年早かったかもしれない
実家で『ネムルバカ』を発掘したので久しぶりに読んでみたが、いまみると登場人物がみんな実に青い。買ったときは彼らと同世代だった私もあれから十年以上たっていまでは完全に親御さん目線になってしまっているので仕方ないのだが