そして、今度は正太郎くんの鬼畜攻め。さすがに暗殺者に対しては情け容赦なし。しかし、この侵入者撃退用の電気絨毯ですが、鉄人の中で登場するのは、これが最初でしたっけ?
Takaさんが指摘されていたオックスの登場シーンを検証してみましたが、大都社版では連載時にあった赤枠のコマを新たに追加し、青枠のコマも連載時に近い形で収録し直しています。コマをカットせず連載時に近い形で再編集しようというのが、大都社版のスタンスだったということでしょうか。
ケリー編は2年ぐらい前に検証したことがあるんですが、サンデーコミックス版に収録されていない主なコマは赤枠みたいな感じです。オックスの出動を思いつくのは正太郎君だったんですが、サンデー版では大塚署長に変更されています。
ちなみに、その某図書館には横山先生の影丸の色紙が飾られていましたので、許可をもらった上で写真を撮らせていただきました。15年ぐらい前に来た時にはサリーの色紙でしたので、うらやましいことに複数枚所蔵されているんですねー。
それと同じ号に、バビルのコミックスの広告ページがあったんですが、「ラフなシャツ姿の浩一君を見て怒り狂うヨミさま」という斬新なカットに、思わず「おおおっ!」と叫んでおりました。(^_^)
その他にオスパーのグッズの紹介や、アニメ版の製作に至る時代背景や解説、そして久松文雄さんが描いたオスパーの短編2作品を復刻していました。まあ、ほとんどジェッターでしたが・・・。(^^;)
そして話は進んで、鉄人と十字結社モンスターとの3度目の戦いは警視庁前の市街地戦。巨大ロボット同士の激突に迫力があって最高です。
振り返ってみると、この十字結社モンスター戦ほど、鉄人の底知れぬ強さを感じた回は無かったように思います。ここで決着が付いてもおかしくない、一方的な展開でしたね。(^_^)
お尻から噴射をしながら、さっさと逃げていくモンスターがいい味を出していますねー。しかし、警察官が「正太郎さん」と呼びかけるほどに、彼は偉くなってしまったのか。(笑)
③その海賊単行本が現代マンガ図書館にあると聞いて、過日閲覧してきましたので、その感想を簡単に述べますと、この作品は横山先生の「丹下左膳」を横に置いて、似せて描いたものだということがわかりました。したがってよく見ると全般的に絵柄が違うんです。
④さらに両者を比較しながらよく見ていくと、どうも絵柄の特徴が横山先生のアシスタントをされていた岸本修さんに似ているところもあり、単なる素人による海賊本ではないような気がしたりして、謎の多い作品だなーと思ってしまいました。