「国家と軍隊は男性が進んで軍務に就くようにさまざまな策略をめぐらすが、「母国の女性や子どもを守るために」、という呼びかけほど彼らを奮い立たせるものはない」「「守るべき」とされた女性には、従順で無垢な、日本であれば「大和撫子」のイメージが貼り付けられる」(『占領下の女性たち』P288)
「「愛する」ということは、むしろ、価値のないと思われているところに価値を見出すことではないか。愛は、無価値とみえるところにかけがえのなさを発見し、そこに新たに価値を創造してゆく「働き」ではないか。そう思うようになりました」(月本昭男『[増補]古典としての旧訳新書』筑摩書房、P106)
7月11日は、漫画家・三浦建太郎の誕生日。
「人は同じ過ちを繰り返す様に見えるけれど 因果は決して円環ではない 螺旋なのです」(『ベルセルク』26巻、白泉社より)
長谷川町子『サザエさん』の中で描かれる「土用の丑の日」。
(参照:『うなぎと日本人』角川文庫、P88~89)
「甲斐国(山梨県)の戦国大名武田信玄は、重大なものごとを決断するときに、よく易占いを用いた。信玄には強い戦国武将というイメージがあるが、彼も迷えるひとりの人間である。悩んだり困ったりしたときには、占いの判断にしたがって行動したのであった。」(『占いと中世人』吉川弘文館、P144)
「若い人たちが関心を持っていることに素直に興味を抱けば、喜んでいろいろ教えてくれるでしょう。すると世界が広がるし、感性も若返ります。好奇心は、精神を若々しく柔軟に保つための特効薬のようなもの。」(石井ふく子『歳はトルもの、さっぱりと』中央公論新社、P83)