「「文弱の徒」という言葉がある。学問や文芸に耽って体の弱々しい人のことを言う。が、この形容は正しくない。長時間にわたって文字を読むのは、明らかに体力勝負だからだ。」(山藤章二『まあ、そこへお坐り』岩波書店、P52) 
   「これでまたひとつ自分が成長できた…と
 そう思えるのがとてもうれしいんじゃ
 そういう気持ちをなくさないかぎり
 人は勉強を続けるんじゃよ」
(さくら友蔵・述、『ちびまる子ちゃんのラクラク勉強法』集英社、P149) 
   こういう考え方に触れられるのも、読書の醍醐味。
(参照:『こちら葛飾区亀有公園前派出所』第47巻、集英社、P133) 
   刺激的な言語学本を発見。
『新敬語「マジヤバイっす」』は、若者ことばとされる「ないっす」などの「っす」言葉に注目し、その言葉づかいに「ス体」と名付け分析した一冊。本書では、最も古い「ス体」として、1954年10月12日の『朝日新聞』掲載の『サザエさん』をあげている(P12)。
#サザエさん 
   「ユダヤ人が、現地のパレスティナ人の合意なく、ホロコーストに対して何の責任もないパレスティナに建国の地を求め、それをホロコーストの危険によって正当化するのは、パレスティナ人には通用しない論理である。」(野村真理『ホロコースト後のユダヤ人』ちくま学芸文庫、P11) 
   8月11日は、作家・吉川英治の誕生日。
「古人を観るのは、山を観るようなものである。観る者の心ひとつで、山のありかたは千差万別する。無用にも有用にも。遠くにも、身近にも。山に対して、山を観るがごとく、時をへだてて古人を観る。興趣はつきない」(『随筆宮本武蔵/随筆私本太平記』P123) 
   「これでまたひとつ自分が成長できた…と
 そう思えるのがとてもうれしいんじゃ
 そういう気持ちをなくさないかぎり
 人は勉強を続けるんじゃよ」
(さくら友蔵・述、『ちびまる子ちゃんのラクラク勉強法』集英社、P149)
#ちびまる子ちゃん 
   「消費いっぽうで 物を作らないのは人間だけじゃ! 乳をだすでもなければたまごを生むでもない 力が弱くて鋤もひけないし ウサギをつかまえられるほど早くかけることもできない そのくせ動物みんなの殿さま面をしておる」(石ノ森章太郎『アニマル・ファーム』ちくま文庫、P22)