今日も今日とて積読消化。山松ゆうきち「万病マージャン」。1989年発行の麻雀ギャグ漫画。いちおう表紙のジジイが主人公だけど、パロディやオムニバスっぽい形式はぎゃん自己に近いか。政治家のパロとか古くて誰だかピンと来ないしw あと、個人的にはタコ焼きは九筒よりも八筒の方じゃないかと思う。
表題作にはさして特筆すべき点は少ないのだが、注目は巻末に収録されている読み切りのうちの1本「転落の牌譜」。雀荘経営を目指す女が出会った麻雀の強い女は自宅を高レート雀荘にしていた。せっかくだからと一泊させてもらってシャワーに入ったら……百合だ!!(なお、性悪レズで見事に騙された模様
習志野浩・宮本ひかる「麻雀地獄変」読了。噂通りの問題作だったw 表紙折り返しにあらすじがあるけど、これがメチャクチャ。風狂流三郎には弟子が4人も居ないし、神沢は会うのが2回目。神沢が異を唱える間も無く勝手に技を教えて勝手に死んだので、四天王の地位を追われてはいないし四天王とか無い。
風狂流三郎の「明暗」と書かれた箱を首から下げて雀荘を渡り歩き金をせびるビジュアルはなかなかインパクトがあった。(技にカンは絡まないのになぜ「明暗」?) なお、箱は風狂流三郎の死後に主人公がぶっ壊す。これを見て「師のやり方に異を唱えた」というあらすじを書く編集者の読解力もヤバイ。
個人的にちょっと面白かったのは、第1話には出てきたけど麻雀のせいで会えず以降フェードアウトしてた妹の行動。第6話で突然主人公に結婚を知らせるために会いに来たけど、主人公が無意味に東尋坊に居たため「なぜか東尋坊に居ることを突き止めて会いに来て即去っていく妹」になったの草
「近麻にギリギリ載せられるレベルの闘牌」どころか、近代麻雀のだいたいの漫画よりも高度な鳴き読みとかしててむしろ近代麻雀読者にはレベルが高いかもしれないw あえて麻雀描写の指摘をするなら、蹴子様の鳴いた牌の向きは蹴子様側からの視点ではなく、普通に対局者側からの視点にした方が良いと思う
今週のイチジョウ、中高年の長話の話だったが麻雀の話が出てきましたね。麻雀は主に中高年の趣味だという現実と向き合わないといけない…。
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地雷発言を聞いたらゆっくりと怖い表情に変わっていくところが一緒ですね!