「最後の将軍」徳川慶喜は維新後、駿河にその居を移しました。そして、もはや侍ではなくなった、多くの元・幕臣たちは慶喜の住む駿河そして近隣の遠江に移住、茶の栽培などに従事しました。本日はその慶喜の逸話をお送りします。
一方、警視庁の面々は桜を愛でるどころか、不認可の売春を取り締まる「地獄狩り」に駆り出され、愚痴モード。元・新撰組:斎藤一こと藤田巡査は、同行の今井巡査の過去の経歴をイジって退屈を凌ぐ始末…しかし、任務は任務。果たさねばなりませぬな。すまじきものは宮仕え…か。
モーニング本誌「風太郎明治紳士録」第14回で語った「阿辰」の話(事の最中に睾丸を指で捻って男5人を殺した)も名前こそ「阿辰」と同じだが年齢が違う、と指摘する識者もおり、雲霧阿辰とは別人のエピソードとされる事もあります。果たして真実はいかに?
本日発売の週刊モーニング4・5合併号に掲載の『警視庁草紙』!
隠れ売春の罪で捕縛された哀れな女たちを救わんと、一肌脱いだ我らが兵四郎の旦那。その収監先の「伝馬町の牢屋敷」について、隅のご隠居から驚きの情報を聞かされます。この章の重要な鍵を握るその「真実」とは一体…
そして『警視庁草紙』本日無料公開となるのが「人も獣も天地の虫」編・第 2話!
未認可の売春「密淫売」を取り締まる「地獄狩り」で出くわした、警視庁の面々と、鎮台兵(当時の日本陸軍)。かつて戊辰戦争で新政府側の軍と戦った藤田巡査(こと新撰組・斎藤一)は、これを先途とこの捨て台詞を一発!
山田風太郎生誕100周年カウントダウン。続いております!本日の画像は、終戦の年、風太郎先生こと、当時医学生であった山田誠也青年が綴った日記の漫画化『風太郎不戦日記』1巻からの一場面。 2月先生は新宿で「空の要塞」のごときB29が撃墜される様を目撃します。
#山田風太郎生誕100周年
山田風太郎100周年カウントダウン。本日から 2日連続で『警視庁草紙』の登場人物に手伝っていただきましょう。まず初めは「冷酒 かん八」。江戸中にその名を馳せた、捕物の大名人「半七の親分」の子分…でしたが、維新以降、お役御免となってからは髪結をやっております。#山田風太郎生誕100周年
#山田風太郎生誕100周年
昭和20年の今日、風太郎先生が綴った感慨ーー
「 天皇信仰の鉄壁は げに農村にあり。されど、ああ、これら農民の信仰は盲信との区別なし。それゆえに強く、それゆえに弱し。それゆえに恐るべく、それゆえに恐るるに足らざるなり」(『風太郎不戦日記』第3巻より)
#山田風太郎生誕100周年
カウントダウンも本日、中間地点越え。本日登場するのは『警視庁草紙』から、この人物。今では揺るぎなき、首都の守りとなっている「警視庁」ですが、当初は旧幕臣から、少し怪しい経歴のものまで、実に雑多な構成員で成り立っていました。この藤田巡査もそんな中のひとり。
#山田風太郎生誕100周年
あけましておめでとうございます!
本年も何卒よろしくお願いいたします。
カウントダウンは年をまたいで続いております。
新年最初は『風太郎不戦日記』第2巻から。激しさを増す空襲に、長野県飯田で疎開生活を送る風太郎先生。つかのま、医学生の友人と共に天竜峡へーー
#山田風太郎生誕100周年
いよいよカウントゼロ目前です。風太郎先生100回目の誕生日は、ついに明日。
本日登場いただくのは、名前にちなんで『警視庁草紙』から、再びこのお方。え、藤田巡査の名前の数字って「五」では?
ところが、さにあらず。この人物、これまで名を度々変えておりましてーー