夢特有の、「話が本筋からどんどんずれていくもどかしい感じ」を表現するのは、つげ義春が天才的にうまい。『ねじ式』もいいが、「話のねじれ感」では『ヨシボーの犯罪』が最高だ。
「墓場の鬼太郎」の「大海獣」の話で、鬼太郎が大海獣の血を注射されて大海獣になってしまうのですが、この注射がばかに痛いんですよ。
杉浦茂「アンパン放射能」は秋田書店の「漫画王」に1965年1月から8月まで連載された。ここでの放射能とは、どうやら突然変異を起こす薬のことみたいで、実際の放射能とは関係なさそう。この薬、生物以外にも効くようだ。
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春から放送されるゲゲゲの鬼太郎のセレクト放送では、是非「大海獣」のエピソードを入れて欲しい。大海獣の血液を注射された鬼太郎が大海獣に変身するが、目玉の親父ですら鬼太郎と認識できずにしょげて帰る。鬼太郎中でも秀逸なエピソードで、2期以降でも何度もリメイクされている。「馬鹿に痛い注射… https://t.co/PvUhSAZusx
「漂流教室」には様々な怪物が出てくるが、一番怖いのは怪物ではなく、ただ1人生き残った大人で、給食のおじさんの関谷なんだよな。
図版は1958年の「白鳥の小ぶね」。高橋真琴は男性作家ですが、同時期以降の少女漫画家に巨大な影響を与えました。