劇画ロードショー小史・17
1974年別冊少年チャンピオン3月号「ダラスの熱い日(作画・土山しげる)」。
かなり複雑な内容の映画ですがよく45ページにまとめたと感心します。師匠の望月三起也の影響が強すぎて3枚目と4枚目は「ワイルド7」のどこかにあっても違和感ありませんが実に完成度の高い作品です。
劇画ロードショー小史・16
1974年別冊少年チャンピオン2月号「ダーティハリー2(作画・すがやみつる)」。
アクションシーンの描写が容赦なくて、チャンピオン誌上でどこまで許容されるかギリギリのラインを試したような印象。デービスはイケメンですが「ブタにはと殺あるのみ!」という台詞が怖い。
劇画ロードショー小史・15
1974年別冊少年チャンピオン1月号「ウエストワールド(作画・蛭田充)」。
プレゼント企画(ポスター)が実施された作品です。読者の反応が気になります。ユル・ブリンナーがより不気味に描かれていますね。反対に馬の眼が少女漫画風で可愛い。
劇画ロードショー小史・14
1973年別冊少年チャンピオン12月号「燃えよドラゴン(作画・田辺節雄)」。
前号予告では「ダーティハリー2」の予定だった田辺節雄。映画の公開が延びて急遽、ブルース・リーを描くことに。凄く日数が少なかったのではと推察しますが大人数での乱闘シーンなど力が入ってます。
劇画ロードショー小史・13
1973年別冊少年チャンピオン11月号「ラストアメリカンヒーロー(作画・すがやみつる)」。実在のカーレーサー、ジュニア・ジャクソンを描いた作品。貧乏な若者がレースの世界で成功してゆく姿をメチャ多くの車と共に描いてます。カーレースの舞台裏など見所の多い作品です。
劇画ロードショー小話・3
映画コミカライズ作品追加情報
「ボルサリーノ2」作画・竹中友
トップコミック1975年2/12号&2/26号前後編・合計46ページ
「フリービーとビーン大乱戦」作画・竹中友行
トップコミック1974年12/25号&1975年1/15号前後編
・合計54ページ
劇画ロードショー小史・12
1973年別冊少年チャンピオン10月号「ビリー・ザ・キッド(作画・水穂輝)」。
西部劇のガンマンとして最も有名な実在人物を主人公とした映画。作画を担当された水穂輝については情報が少なく少年サンデーの「帰ってきたウルトラマン」ぐらいしか把握していません。情報求む。
劇画ロードショー小話・2
古雑誌のデータ化には業務用大型ドキュメントスキャナーを。
画像1枚目は原本。2枚目はCANNONの家庭用スキャナーLIDEシリーズの古いヤツ。3枚目はビジネス向けコピー屋の業務用大型ドキュメントスキャナー。さすがに最新式大型機械の補正能力が優秀です。
劇画ロードショー小史・11
1973年別冊少年チャンピオン9月号「深海征服(作画・石川賢)」
「劇画ロードショー」のタイトルが付けられた最初の作品。長年ネット上に情報が無く内容が謎でしたが主人公がいかにも永井豪漫画の流れをくむハツラツ青年でした。古典的な秘境冒険モノとして面白い漫画です。