劇画ロードショー小史・37
1975年月刊少年チャンピオン11月号「ミスター・ノーボディ(作画・桑田次郎)」
飄々とした主人公「ノーボディ」を軽妙に。ヘンリー・フォンダ演じるボーレガードを静かな凄みで巧みに描き分けています。西部劇の定番シーンはキッチリと押さえてコメディ風味も効いた作品です。
劇画ロードショー小史・40
1976年月刊少年チャンピオン2月号「ローズバット(作画・桑田次郎)」
テロリストに誘拐された女性を救出すべく活躍する情報部員(ピーター・オトゥール)を主人公にした作品。犯人の偽装工作(図3)が面白い。掲載誌の印刷状態が劣悪で前半は裏写りが酷く見所の拉致シーンが…
二人の合作ページ。キャプテンとジョーを永久保さんが。ゲストの二人を新田さんが描いていますね。ペンのタッチが違うので分かりやすいです
シリーズ屈指の名シーンと呼ばれる「夕日とルーク(僕はこんなド田舎惑星で何も出来ないまま年を重ねて死ぬのかと悲観している)」の画面。見開きで大きく描かれている。
劇中で一・二を争う人気場面、タイファイター迎撃シーン。四連装レーザー機銃の銃座は映画を観た人なら絶対に座りたいと思ったはずです。
劇画ロードショー小史・61
1978年少年チャンピオン4/25増刊号「怒りの山河(作画・土山しげる)」
大企業に自然と家族を奪われる父親を主人公とした作品。別冊で「ダラス」「三銃士」「エスパイ」を手がけた土山しげるですが、この作品では完全に独自の画風を確立しています。掲載誌が手元に…(泣)
さらに描きにくいベイダーの乗機。子供のころ映画を観たときなんでこんなに簡単に撃墜されるのか解らなかったけど、溝が狭すぎて避けられないから静止目標を撃つのと同様なんだよね。