太田基之「おはらいせ」
ちょっぴりホラーでアイロニカルで愉快なんですけど、なにか名人芸みたいな短編です。
大山海「奈良へ」
ファンタジー部分を除けば、田舎のマイルドヤンキーと大仏の面をかぶった脱落者のリアルな漫画だ。つげ義春以降リアリズム漫画は数あれど、会話と進行がここまで自然な、実際その場にいるような、至って普通の実感を持って迫る表現があっただろうか?しかも無駄コマはいっさい無い。
読書日記更新しました / 「協力と裏切りの生命進化史」 市橋伯一: https://t.co/u6xKROR5jv
単細胞生物から始まって、生物が協力関係によって次々と進化してゆく過程をふりかえりながら、私たちヒトの存在を考える。
「ビッグコミック」6.25で太田基之「妻かえる」読んだ。いい感じ。最近しみじみと物悲しい作品が多いな…。
ところで他の漫画の多くが中間色の色調で出来ていて、モノクロならではの白と黒のコントラストを生かそうとはしないのかな?これも資料写真の階調を引き継ごうとしたいのかな?