「分からないマンガ」をどうしたら分かるように伝えられるのか?
学生の作品(そのまま使うわけにはいかないのでタッチを変えています)を、本人の解説を元に「分かるマンガ」に描きなおしたモノです。
マンガの表現は、基本的には具体的に分かるように描く事だと思っている。
読者の想像力に頼った表現は、マンガの「分かりやすさ」を曖昧にし、面白味に欠ける表現になると思う。
横に並べて比較しやすくしてみました。
学生作品をいくら見ても何が描かれているのか分からず、学生に状況説明をしてもらい、やっと理解できました。
それを元に描きなおしたものが左です。
描き文字 を描き分けるポイントの一つ。
「読ませる方向」を利用した作例。
鳴り響いた銃声の出所を描き文字で表現。
描き文字 を描き分ける4つのポイントのひとつ
「大きさの描き分け」
大きな音だと分かるように、ビジュアルで見せる。
単純に言えば、大きく描く。
小さな音の場合は、これの逆。
保管事情により、たくさんの本を泣く泣く処分してきたけど、どうしても手放せないという本がある。
私のツボのど真ん中を突いていて、大好きなマンガの一つ。
昔、チャンピオンに投稿した作品のコピー。
箸にも棒にも引っかからず、落ちた。
描く為に使った数百時間が無駄になった訳だが、数百時間を楽しめたと思えば苦にもならない(^^)