「誰が主人公」「どういう状況」「それぞれの位置関係」を読み手に考えさせる描き方の学生のマンガというのは、例えばこんなの。
以前、ネットで参加してくれた人の作品を紹介します。
映画の監督みたいな作業なので、たのしい課題だと思います。
「疾風天国・風のクロノア」
ヒーローになれないクロノアを立ち直らせようと、ガーレンとムウが協力して立てた計画。
フキダシの中のセリフは、単語の途中で改行しない方が読みやすい。
初心者が描くマンガは、フキダシの中にセリフ書き込むことに夢中で、どこで改行するのかなど無頓着な場合が多く、読みづらいことが多い。
マンガのコマの存在意味を「どうやって教えたらいいのか」を考えていて、これを思いついた時「マンガのマンガ」で何を描けばいいのか分かりました。
つい「イマジナリーライン」を超えて描いてしまう原因はここにあります。
こんな場合はどう処理したらいいのでしょう?
(「マンガのマンガ/コマ割りの基礎編」より)
20年前、「コロコロコミック」用に描いたネーム「からくりサイゾー」にペン入れを始めました。
ギャグマンガ(全15P)の完成原稿。
扉ページと1〜3ページ目まで。
「新作」と言うべきか「旧作」と言うべきか・・分からん。
「過去の自分」と「今の自分」が合体しました🤗
コマ展開における「余分なコマ」には、「無駄ゴマ」と「演出ゴマ」の2通りがあると思います。
言葉では上手く伝わらないので、具体的に描いてみました。
普通の主人公が目的場所に行く場合。
3〜4コマ目がモタモタしている感じがしませんか?
知っておいて損はない「フキダシ」の知識/その3
マンガの原稿は、印刷される雑誌の大きさの1.2倍で描く。
印刷時は縮小されるので、セリフは印刷時を想定して大きめに書く必要がある。
小さい文字で小さいフキダシにセリフを書くのはNG。
マンガ家になって、連載がはじまったからといって、安心などできない。
それがマンガ家というもの。
就職じゃないから、一寸先は闇なのだよ。
マンガ家になれた人なら、きっと体験する(かもしれない)現実の恐怖マンガです。
「添削」は口だけで教える(アドバイスする)ことは不可能です。
具体的を示して、納得してもらう必要があります。
解説も必要ではありますが、解説だけでは伝わらないのものなのです。