危うく録画したまま見ずに終わるパターンに陥りかけた『その女、ジルバ』を2回分見た。やはりブラジル移民の話はこんな形で片づけられてしまうのかという感じだが、あの壮大な大河ドラマをテレビの深夜ドラマ枠に求めても無駄なので仕方ない。そちらを知りたい方は、騙されたと思って原作漫画を!
無理である以上、そちらは潔く背景として割り切り、アラフォー女子の友情にスポットを当てた脚色は評価できる。原作では決して大きくないエピソードで、実のところほとんど忘れていたのだが、あらためて見ると、これはこれでいろいろと悪くない話だ。
まあそれはそれとして、テレビドラマも良い出来だが、ここで描かれているのは、原作漫画のほんの一部だから。ドラマが気に入った人も気に入らない人も、ぜひぜひ壮大な原作を!
『鬼滅の刃』の「遊郭編」が教育上どうなんだと話題になっているが、原作通りならエロい描写はゼロ。「綺麗なお姉ちゃんがいる料亭」にしか見えないので無問題。教育的観点から言えば、その100倍問題なのは、子供のいじめにそのまま使える酷い台詞の数々…
iaku『逢いにいくの、雨だけど』(三鷹市芸術文化センター 星のホール)
日曜に見て、いてもたってもいられなくてもう1回分購入し、再演の2回目。しかしこんな状況下で見ることになろうとはな。