「そもそも少年漫画の主人公が相手を全否定的するような言葉は吐かないだろう」という声もあろうが、いやいやとんでもない、炭治郎の言葉は時として結構辛辣なのですよw
『かくかくしかじか』
「原作には及ばぬまでも、そのエッセンスはつかんでいる。これはこれで良い映画だ」と誉めようとした。
しかし帰ってきて原作漫画の最終第5巻だけ読んだら…ダメだ。まったくレベルが違う。「原作には及ばぬまでも」ではなく「原作には遠く及ばない」の方が正しい。
やべえ。『ドカ食いダイスキ! もちづきさん』の2巻が出たという通知が来た瞬間、無意識にポチっていた。本当にとんでもない、悪徳の塊のような漫画。こんなものを読んで心身の健康に良いことは1つもない。私の家にある(正確にはパソコンの中か)最悪の有害図書。焚書坑儒にすべき。
しかしローラとジムが2人きりになる第二幕第七場で、それが大きく変わる。明らかにローラのキャラが変わっていて、前半の自閉症的な雰囲気から、かなり能動的かつコミュニケーション豊かな人物になっているのだ。
第一幕に関しては、不満の方が大きかった。全てに分かりやすいカリカチュアが施されていて、それが逆に底の浅さにつながっているように感じられたのだ。