読んでたBLにユトレヒト大学の名建築群が出てきた!
エドュカトリウム(コールハース)
図書館(ヴィール・アレッツ)
バスケットコート(NLアーキテクツ)
学生寮(マーリー・ローマー)
この前紹介した建築学生BLといい、波真田さん建築好きなんでは…
#おはようとおやすみとそのあとにtrip #波真田かもめ
志村貴子『かわいい悪魔』
淡い恋心を集めた短編集
志村貴子はしなやかだ。日常にSF (スコシフシギ)を織り交ぜて、曖昧な感情は曖昧なまま、さりげないエピソードはさりげないままサラリと描く。
なのに心に棘を残す。柔らかな描線で放たれる物語は、しなやかに私達の心に入り込み奥底をざわつかせる。
#虫歯『神様はたぶん左利き』
BLって基本恋愛が主題だけど、この作品は偽札製造が主題で恋愛がオマケ。そういう意味でかなり異色なBL
今作も"距離感"がテーマにあって、偽物が本物に近づくほど苦しくなる。人間関係も同じ。
あと"鏡像"が裏テーマ。眼鏡に映る姿、そして"左利き"。
ギミック効きまくり!
『火の鳥』と『宝石の国』を並行して読んでると、手塚治虫の正統な後継者は市川春子なのでは、って気がしてくる。
巧みで斬新な画面構成、簡素でコントラストの強い描写、仏教思想が流れるキャラ造形、生命とは宇宙とはを問いかけるストーリィ…漫画界の至宝すぎる。
野田彩子『わたしの宇宙』全2巻
突然自分が漫画の主人公と気づくメタマンガ
メタマンガってオナニー臭が漂いがちですが、作者が作中に登場し内側と外側から語りかけメタ構造を何層にも重ねることで、オナニーをエンタメに昇華している。
"紙の中の世界"が紙の中の世界であることを存分に表現した傑作!
高松美咲『スキップとローファー』1巻
田舎の神童が都会で女子高生になる漫画
本人は大真面目なんだけど、なんだかズレてるみつみ。そのズレがまわりの人々を少しずつ巻き込んで和ませていく。
優等生の象徴・ローファーでギコちなく愛嬌たっぷりにスキップしてる感じ、まさにみつみにピッタリな題名!
岩明均『ヘウレーカ』
紀元前3世紀シラクサ包囲戦を描いた漫画
アルキメデス発案の武器での攻防、敵と味方・人間同士の駆引き、歴史背景の複雑さ、とても面白い。
『ヒストリエ』と時代は1世紀違うが世界観はほぼ同じなので『ヒストリエ』が長い進まない終わらないと思ってる方はこちらから試されては!