当初は(虎杖の)自己犠牲VS(虎杖の)自己犠牲の否定の軸で虎杖と伏黒は対立してるんだけど、宿儺に伏黒が乗っ取られてからは伏黒が自己犠牲を望んでいてる構図っすね
善悪の葛藤を諦めてしまったけどもまだ社会に未練がある人間は他人には自分と同じ轍を踏ませまいとするし、虎杖が初めて遭遇したそのたぐいの人間が祖父であり、祖父が孤立しながら死んでいったことについて虎杖はずっと考えを巡らせていたって言う話になるのだろう
でもって真希が善悪の葛藤を乗り越えた境地を表してるのがこの大道の言葉なんですね(何もかも大道にしゃべらせすぎだろ)
コンプレックスから目玉の領域に目覚めてはみたものの、逆に「ぶっ殺す相手なんか見なくていいよ」と大道に教えを受けた真希を認識すらできずに敗北したという流れ(ついでに禪院家の戦いでは未完成の真希がちゃんと直哉を見て術式を破っていたのがミソ)