#コミカライズの魅力を毎日届ける 21
「ネームはざっくりでいいですよ」
ネームは漫画家によって描き込み具合が全然違います。画像は僕のものですが、こんな感じでざっくりです。
大事なのは、誰がどこで何をしているかがわかることです。気負わずにどんどん描いていくのがオススメです!(1/2)
#コミカライズの魅力を毎日届ける 20
「コマ枠の間隔の基本」
漫画のコマ枠の間隔は縦幅を大きくして、横幅を小さくします。こうすることで、無意識に読者の視線が横に流れるようになります。
最近は漫画の読み方がわからないという人もいるので、このあたりも気を付けていきたいですね!
#コミカライズの魅力を毎日届ける 22
「キャラでコマ枠をぶち抜く」
キャラの全身をコマ枠を無視して置く強調表現があります。これをすると、一目瞭然でこのキャラが主役とわかるので、必殺技的なテクニックです。
強い表現なので、デメリットもあります。
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#コミカライズの魅力を毎日届ける 23
「吹き出しに顔の絵をつけてわかりやすく」
声色のない漫画では、吹き出しの上に顔イラストをつけて誰が話しているのかをわかりやすくするテクニックがあります。
こうすることで、コマ内の絵を風景にでき、画面に変化も出るのオススメです!(1/2)
#コミカライズの魅力を毎日届ける 24
「チリで感動させる」
ここは決めたい!というときの必殺技、それが「チリ」です!
画像のコマ左上を見比べてください。チリがあるだけで、全然印象が違うと思います。
チリは空気の流れや緊迫した空気感を表現でき、画面を一気に締めることができます。(1/2)
漫画を担当しています「失業賢者の成り上がり」最新話更新されました!
今週もカッコイイじじいをよろしくお願いします!
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#コミカライズの魅力を毎日届ける 25
「過去は黒でわかりやすく」
たまに挿入される回想。読者からすると、現在なのか過去なのかが分かりにくいと混乱します。
それを解決するのが、枠外を黒くつぶすこと!これだけで視覚的に過去とわかりやすくなるのでオススメです!
回想の始まり方は次へ(1/2)
過去シーンが始まった最初のコマには「1週間前」などのナレーションを入れます。
ほかにも、枠線の太さを通常よりも細くしたり、枠の角を丸くするなど色々な表現があるので、作風に合わせて選択します!
毎日、コミカライズや漫画のテクニックをツイートするのでお楽しみに!
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#コミカライズの魅力を毎日届ける 26
「脚本家向け。ネームの描き方」
今日はネームも描ける漫画原作を目指す人向けのネームの描き方です。
極論ですが、画像のような完成度でOKです!これくらい描いてもらえるだけで、作画担当としてはめちゃくちゃ助かります!理由は続く(1/3)
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「デフォルメの絵は武器になる」
僕はデフォルメの絵を意識的に入れるようにしています。理由は画面に緩急がつくのと、読者さんのストレス軽減のためです。
シリアスな話は面白い反面、ストレス値が高いため連続すると疲れてしまいます。
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「俯瞰構図で新鮮な絵に」
今日はカメラを高いところから撮影する「俯瞰」構図の効果を3点紹介します。
①特に大きいのが、人間の普段の視点ではないで新鮮な絵になること。2コマ目はパースがかなり効いてて一味違う絵になっていると思います。
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#コミカライズの魅力を毎日届ける 32
「基本のカメラは水平」
カメラは傾けることで意味が生まれるので、基本は傾けないのがオススメ!
傾けるときはスピード感を出す、キャラの動揺を表現するなど強い意志を持って傾けます。
また斜めを多用すると画面が見にくくなるので注意したいですね!(1/2)