『愛と誠』に登場する高岡由紀さん、悪役令嬢ではないのだけれど、セリフ、スペック、所作、なにもかもが、そんじょそこらの悪役令嬢よりも悪役令嬢していると思うんですよね…ウフフフ!
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『大市民』の主人公・山形は昔からホモソ臭がキツくて独善的なキャラでしたが、ここまで酷くなっていたとは…それではここで、錦ソクラ先生の『3年B組一八先生』のこの神エピソードを読んで、心の平衡を取り戻しましょう。
『愛と誠』は、ゲスなチンピラの主人公にたいして、ヒロインが「愛」という武器ひとつで戦いを挑む大河ロマンです。ヒロインはとにかくピンチの連続。ピンチの原因は100%主人公です。
『愛と誠』の主人公・大賀誠の、ある意味で最大のライバル、それが岩清水 弘。ヒロイン早乙女愛への想いを胸に、難局(たいていはヒロインのとばっちり)に立ち向かう。エキセントリックなキャラクターゆえ、パロディのネタにされてきたことで有名ですが…ぜひ、本編でその狂気に直接ふれてほしい!
『愛と誠』、とにかく面白いので、若い方にもぜひ読んでほしい。ながやす巧先生の美麗かつリリカルな作画。梶原一騎先生のキレッキレの名調子。物語の冒頭シーンからしてこれですよ。「グッドアイディアひらめいたり!(パチン)」ですよ。このページだけでも相当のオモシロカロリー。
『5五の龍』、将棋の世界のダークサイドについてもけっこう描写していて、物語に奥行きとコクを与えているのが好き。
ヒロイン早乙女愛の母親の初登場シーン。わずか数ページで、この存在感はもはや暴力そのもの。連載当時にもしもSNSが存在していたら、毎週ツイッターでトレンドに上がっていたにちがいない。
ヒロイン早乙女愛以外の女性キャラの描写がとにかくひどくて、このへんは梶原先生のミソジニーまみれの女性観が強烈に表出しています。現代の私たちはこういう場面を笑って読み飛ばすのではなく、しっかりと批判的に読むべき。『愛と誠』は名作だけど、こういう限界や問題を抱えている。
『世界の終わりに柴犬と』4巻届いたのだけど、この場面で「ぐぬぬ…」となってそこから先を読めなくなった…コロポックルが、自分たちの土地を「蝦夷」などという侵略者シャモ側からの蔑称で呼ぶわけないでしょう…そういうとこ…そういうとこだぞ…
島耕作、「私はアライさんなのだ」アピールに夢中になっているけど、これだけことこまかに語ってしまったら、誰のことかかんたんに特定できてしまうよね…故人が見たら、「島を信じてたからカムアウトしたのに、俺のセクシャリティを他のやつに言いふらしやがって」って思わないか…
どんな悪役令嬢よりも悪役令嬢な高原由紀さんの悪役令嬢っぷりを堪能してください。
「さえずるわ。春がおとずれるとだまっていられない小鳥たちのように…ウフフッ」
まるで前もって考えてきたかのようなキレッキレなセリフが次から次へと止まらない…!