「たたかい。」
果物は買ってくると家内ちゃんが一瞬で食べてしまうので、ぐずぐずに熟れたのが好きなわたくしは一生食べられない。
しかしシャインマスカットはここ数日、急に安売りを始めた。普通の品質だったし、なんだったんだろ。
「楽になって。」
高校生のわたくしは「思い詰める」ということが真剣で真面目な気持ちの証だと思い込んでて、積極的にアピールしてましたからねえ。
アホです。
チャラくなれって言ってるわけじゃなくてね。
大体普通でいられるようになると、人を好きになるのは楽で楽しいんですよ。
「給食。」
給食一つとっても、昭和の方がよかったなんてことはないよねえ。
わたくしは当時は大嫌いだったんで、
逆に納豆が年一回だったことをよく覚えています。
例えば茨城だと毎日のように出たりしたんでしょうか。
「関西人は納豆嫌い多い」ってのもほんと?
「オータニの機嫌が悪い日。」
こういう小さい思い出に限らず、家内ちゃんに至るまで、仲良くなると必ず「どうしてそんなに話が通じないのか」と相手をいらいらさせる。
自分ではわからないものですよね。
一度も言われたことない夫さまはいらっしゃいます?
「俺が正しい。」
ピアノを弾く女性の指はふしくれだってゴツゴツしてて、白魚のような指にはならない。
わたくしはずっと近くで見てたからよく知っている。
誰がどう言おうとわたくしが正しい。
「ちいさい話。」
これ30年前わたくしが感じてた正直な気分なんですが、そんなに時代を感じるかしら。
わたくしの日記は日々このレベルで、思春期なんてこれでいいと思ってるんですが。
「星霜。」
だから明快に言語化する人より、モヤモヤしてはっきりしない人といる方が居心地よくなったりする。
「絵と承認。」
わたくし自分をコミュ障だと思ったこと全然ないですが(コミュ障という言葉がなかったので)、描いてから眺めていると、やっぱりこれコミュ障なんじゃないかと思ったりはします。
特に困ってないので是正する必要も感じてないのですけど、ネットじゃ嫌われるねえ。
「人間。」
趣味や価値観なんてほんの最初のきっかけに過ぎない。
価値観があう夫婦なんて一体この世界に何組存在するのか疑問だ。元は他人ですぞ?
価値観があうから一緒にいるんじゃなくて
合わないものを合わせていく数十年の過程を生活と呼ぶのだとわたくしは思う。