わしもこういうことを子供の頃はやってたはずだが、どっかで机上だけの絵描きになってしまったんよな。
だから己の不甲斐なさみたいなものがひしひしと身に染みて、浅草氏の創作への向き合い方を見てると何か泣いてしまうんだよ。
ワシらが若い頃はネットもSNSもなかったので、絵描きの殆どは金森氏にも水崎氏にも出会えず一人でなんとかかんとか生きていくみたいなルートしかなかったんで、あの世界を浅草氏目線で見ると羨ましいやらなんやらで目頭熱くなるのよな。
私が描いた4コマ漫画の「ポメランツェ」だとレギュラーのペーター、オリバー、ゼルマあたりは他キャラを馬鹿にするから馬鹿にもされるキャラなんだけど、唯一ロッテさんは究極マイペースで誰のことも馬鹿にしないので馬鹿にもされないキャラとして作った。
前にも呟いたが、「ポメランツェ」は西洋ファンタジーのパトレイバーをやろうかと思って作ったので、この辺の設定は異常なほど細かく作ったんだよな。
剣術流派、魔法システム、学校と国の歴史、登場人物の経歴とか、本当にきっちり作った。
私の脳内にしかないけども。
徳弘正也先生の「ジャングルの王者ターちゃん」なんかを読むとストーリー漫画が4コマ漫画の集合になってるの何となく理解できるんだよな。
一つ一つのシーンにギャグ的なオチが絶対にあるから。
このあたりとか顕著。
政治家が高いパンケーキを食べてるのを批判するのは「まあ言いたいことは解る。」程度には受け取れるけど、「パンケーキに三千円w家で安く作れるのに。」って言われたら技術職の人は秒でこうなるよ。