5コマ目の「まぜて」が強烈な印象をもたらすが、4コマ目の巨大パンの俯瞰が5コマ目においてテレビモニターのいうフレーム内フレームでコマ内に投影され、さらに「まぜて」というセリフの吹き出しがその画面に重なることで参与を促すように響く。イメージが行動を規定していく。
紐で縛られた手。リード、凧糸とは対照的。米の独占、「米は完全なんだ」というパンに対抗するあまり独善的になってることの示唆?縛られた手は会長の重ねられた手と相似していること。会長がすべてを把握していることを示しつつ、両者の共通性も示す。
3コマ目の手が凄い。パンを掴み取るかのように女性の頭を掴もうとしているかに見える。というより、千切ろうとしている。
学生、自動車の落下に沿って視線を下ろすと、奥から手前に突進するチェンソーマンと切り落とされるゴキブリの悪魔の手首が目に入る。今回のアクションで一番好き。