高校2年生になり、勇介は成績最下位のクラスに。圭は幼なじみの本郷とバスケ部の大谷からモテモテだけど、男女のつきあいそのものに懐疑的。一方、勇介はとうとう杉村と寝る。絵里の妊娠疑惑も杉村のおかげで晴れる。
勇介は杉村の好意に甘えすぎ。このままダラダラしてると確実にフラれるはず……
【翔んだカップル1日1冊】8巻
圭は本郷と大谷からのアプローチを断り、勇介に告白しようとするが素直になれず、気持ちはすれ違うまま。一方杉村は父により独り暮らしをやめさせられて、おばの家に引っ越す。
杉村の凛としたキャラが更に際立つ巻。勇介も早く杉村さんに絞ればいいのに……。
【翔んだカップル1日1冊】9巻
勇介は同級生の河島に感化されて陸上部に入り、長距離の大会にでることになるが、陸上部の美人キャプテンが大会直前に自殺。先生と不倫して妊娠していたらしく、彼女を好きだった河島は絶望する。
勇介がようやく高校生らしい生活に戻り、この巻は圭との絡みも少ない
【翔んだカップル1日1冊】10巻
圭と幼なじみの本郷は圭への思いを募らせるが、圭はその思いを受け止めることが出来ない。一方、杉村は家出して勇介の部屋に転がり込み、父と決別。退学して独り暮らしを始める。
この漫画の主人公は勇介でも圭でもなく実は杉村で、彼女が一番先を歩いてる。
【翔んだカップル1日1冊】11巻
勇介の部屋に今川と河島が転がり込んで男3人の共同生活が始まる。勇介は大人びた杉村に対して及び腰になり、圭への思いを改めて募らせる。
もうじき高校3年生。大学受験が間近になり、みんな進路に悩むなか、杉村は人生について悩む。勇介が萎縮するのもわかる。
【翔んだカップル1日1冊】12巻
進路や恋愛に悩んだ末に、勇介は杉村に別れを告げる。酒に酔った勢いで圭にキスをするが、2人はギクシャクしてしまう。
三角関係が終わり、物語は勇介と圭の関係性に絞られた。それでも一番魅力的なキャラは相変わらず杉村だった。いよいよあと3巻。
【翔んだカップル1日1冊】13巻
勇介は圭に再び一緒に暮らそうと提案するが、圭は迷った末に断り「いいともだちになろう」と勇介に告げる。しかし圭のアパートが火事になり、勇介の部屋で一時同居することになる。
二人ののモノローグがかなり増えてきた。後の『大市民』スタイルが既に確立してる。
【翔んだカップル1日1冊】14巻
強引にキスされたことで、圭は勇介を避けようとする。勇介のおじさん夫婦が帰国することになり、二人は高校最後の夏に再び共同生活を試みるが、結局心はすれ違う。
杉村に啓発されて成長していた勇介と、杉村へのコンプレックスで動けない圭。次が最終巻。
【翔んだカップル1日1冊】15巻
雄介は圭に対して大胆に接するようになるが、やはり受け入れられずにすれ違う。
春になり、雄介は早稲田、杉村は東大に合格。雄介は圭の結果を知りたくて圭のアパートに行く。圭は久しぶりに会う雄介に笑顔を見せる。完。
二人とも最後まで獣になれないままだった
柳沢きみおプロデュースによる「青春カップルゲーム」。単なる双六ではなく、ガールフレンドとの相性次第でポイントが変わる。ガールフレンド交換のタイミングが沢山あるのが柳沢きみおらしい。これで一緒に遊んでくれた人はまだ一人もいないので、ゲームとして面白いかどうかは不明。
【翔んだカップル1日1冊】新1巻
大学2年生になり、陸上部の活動に励む勇介。相変わらず自分に自信がなく、圭にはまだ告白できていない。同じ部の美女からアプローチされるけれど断り、夏休みに圭と旅先でようやく結ばれる。
連載終了から2年後の1983年から始まった最初の続編。少し成長してる。
【翔んだカップル1日1冊】新2巻
勇介は陸上部を続けることが突然空しくなり、ボクシング部に転部する。圭との仲は順調だが、圭はテニス部の先輩で社会人になった紳士的な藤木から告白され、気持ちが傾き始める。
ようやく結ばれたのに波乱の予感。社会に出るイメージを勇介が持てないことが原因。