ジャンプ+の『株式会社マジルミエ』は、もう面白いということでいいと思う。魔法少女meetsサラリーマン漫画という設定に、池井戸潤的な大企業対中小企業という芯を通し、中小ベンチャーならではの新人OJTが爽快に描かれる。次世代のサラリーマン漫画。
ジェントルメン中村の『ようこそ!アマゾネス☆ポケット編集部へ』、凄く面白かった。『女犯坊』みたいなタッチなのに暴力やパワハラではなく洞察と知恵で難局を突破する人情系お仕事ギャグ漫画。全ての話の完成度が高い。
【翔んだカップル1日1冊】21・2巻
勇介、圭、杉村の50歳トリオと、それぞれの子供である勇一、佳奈、真由子の21歳トリオが遭遇。心理戦が始まる。
キツい。登場人物がみんな性欲でしか動いてない。少なくとも勇介・圭・杉村はこんな人間ではなかったのに……。これが10巻まで続くのか?
【翔んだカップル1日1冊】1巻
元祖ラブコメといわれる柳沢きみおの代表作を毎日1冊読んでみようと決めた。連載開始は1978年。高校生の勇介と圭が偶然同居することに。圭に性欲を抱きつつ同棲はまずいと葛藤することから起こるドタバタ展開。今読んでも意外とテンポいい。杉村さん早くも不穏
【翔んだカップル1日1冊】続1巻
1986年に開始。前作終了から1年以上たっているけれど、引き続き大学3年から始まる。海外青年協力隊に行くという前作の設定を無視して、勇介はいきなりプロボクサーを目指す。ヨネクラジムの協力を仰いだ本格ボクシング漫画にトランスフォームしている……!
柳沢きみおが圭というキャラに完全に興味をなくし、勇介とボクシングだけを描きたいということが続2巻ではっきり分かった。これはもう別の漫画だ。
1978年の勇介と1985年(という設定)の勇介も、もうほぼ別人。
LINEマンガで連載しているウェブトゥーン『先輩はおとこのこ』。ジェンダーに関する繊細な感情がきちんと描かれていて、絵も見やすく、ひょっとしたら令和版『ストップ!ひばりくん』になり得るのでは。
相談役島耕作の最新話で、あの「理想の上司」中沢さんが、島耕作の白昼夢の中で久々に登場してドキッとしたんだけど、狂言回し的な台詞しか与えられず、ずいぶん雑な使われ方をするようになったな、と。昔の弘兼先生ならもっとグッとくる話に出来たはずなんだけど。
【翔んだカップル1日1冊】新1巻
大学2年生になり、陸上部の活動に励む勇介。相変わらず自分に自信がなく、圭にはまだ告白できていない。同じ部の美女からアプローチされるけれど断り、夏休みに圭と旅先でようやく結ばれる。
連載終了から2年後の1983年から始まった最初の続編。少し成長してる。